このころは、ヤマレコの様な便利な山記録ツールは存在せず、せっせと手書きをして記録を残していました。同時に、そのころから私は山岳展望に興味を持っており、その山行の展望ポイントとなる地点で360度の写真を撮り、その写真をもとに、山々のスケッチをしました。そして、そのスケッチをもとに、中部山岳地域を中心として6枚ほど部屋に張りだした20万分の1の地図を用いて、定規を当てて一つ一つの山の名前を同定していきました。その作業を通して、遠くに霞んでいる思いもよらなかった山岳を発見した時の喜び、その快感がたまらず、寝食を忘れてその作業に没頭したものでした。一種のオタクです。
ここに挙げた写真は、鹿島槍ヶ岳から中央ア、北アの穂高から剱を撮影したものと、それをもとにしてスケッチしたものです。このスケッチはほんの一部で、白馬方面や上信越方面、八ツ、南ア方面、また爺ヶ岳からの展望スケッチもありますが、写真制限の関係でここでは割愛しました。これらを書くときも、徹夜をして夢中になったことを懐かしく思い出されます。当時の親や親戚は、20歳代後半になっても、山に行っては、部屋にこもってこんな作業をしている自分に、「こんなことをやってるから結婚もできないんだ」(当時男は30歳までに結婚するのが当たり前という風潮でしたから)とぼやいてましたが・・・。
Atsumiyaさん、おはようございます。
あっぱれであります。感服いたしました
山座同定は、大雑把に方向の検討をつけ、有名ピークで済ませてしまいがち。間にそびえる"小さな突起"を気にかかっても、結局は調べずじまい
そこを定規をあててまで詳細に調べられたとは。
また、山ひだまで詳細に描きあげたスケッチの美しさは、その思い入れの強さの現れと推察いたします
写真の張り合わせも懐かしいですね。よくやりました。カメラにパノラマ機能がなかった頃、三脚を使わずに、いかに水平を保つかが難しく、プリントしてみて、そのツラがピッタリ合ったときは、感動モノ
山岳展望オタクは、太陽を一杯浴びたあとの作業なので、まだまだ健康的ですよ。化石や埋蔵文化財を炎天下の現場で発掘し、そのあと気の遠くなるような作業をして論文をまとめる研究者のような…
完全に「部屋にこもる」鉄道模型オタクに比べれば…(その筋の方、失礼をお許しを )
こんばんは(^^♪
おほめいただき、ありがとうございます。
山座同定に関しては、ほんと、オタクになってしまいます。
このとき、爺が岳から苗場の右横に燧を発見した時は、ほんとに喜びましたよ。
28年前は、山へ行っている時間より、記録を書いている時間の方がずっと長かったです。
今年1月の丹沢主稜では、穂高を発見してこれまた嬉しかった。
こうなると、一種の病気ですね 。
こんにちは、Atsumiyaさん
楽しい作業だったろうなと拝察します 。
山岳風景はとても好き、でこのために山をやっているようなものですが
山の景色を見ている時に、あれがこの山だ、と分かるのが理想なのですが・・・(なので、入笠山山頂にあるような、そこから見える山の案内図がとてもありがたし 。)
そのノートは、貴重な宝物ですよね 。
こんばんは(^^♪
実に楽しい作業です。
今日も家に帰ってから、写真を並べ替えをしながら、この日記をupdateしてました。
ずっとPCに向かっているものですから、家族はあきれてます。(かみさんはカンカンカンカン (踏切みたい) )
入笠山は、非常に展望の良い山です。
Franさんも写真を整理しながら、地図とにらめっこしながら、山座同定をやってみるといいですよ 。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する