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これをどう "理解" すべきか、個人的にはショックがあまりにも大きく、未だに毎日モヤモヤしたまま気が晴れない。
低酸素下の氷雪岩壁の登攀、その知力、技術、体力、体調、士気、体験(類似)、現場気象予測・・等々の鋭敏な能力は世界的トップクライマーゆえ恐らく寸部の不足もなかった筈の二人。それが何故?と素朴な疑問が湧く。生前TVで二人は「(山容を眺めて)こんな格好いい綺麗な山は・・」(→放ってはおけない?)とか「未知なる世界を自分が最初に見たい!」等と思いを語っていた。
上手く表現は出来ないが、山に対するこの強い思いは二人の "リスク(危険)感覚" を麻痺させ、" 最後の一線" を超えさせてしまったと言うことは無いのだろうか。稚拙な自己体験からの邪推かも知れないが、山にも「恋は盲目、惚れたら負け!」の要素があると思う。惚れたあまりに人知を超える「自然の魔力」とも思えるセラックの危険性を一瞬見失ったのかも知れない。(あくまでも素人の邪推だが)
お二方へのご冥福と心からの感謝を祈念している。
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