10月17日
成田から上海へ
中国東方航空の搭乗者は満席ではなくて空きがかなりありました。日本人のツアーは乗っておらず、中国人が多い。それも前回は電気釜を購入した客が並んでいたのに、今回はおとなしい風景で爆買いの客は少ないように見えた。
上海空港では乗り継ぎに5時間近くあるので退屈ですが、毎回国際線ロビーのファミマと本屋を観察します。
ファミマは昨年の春、開園したときには、狭い店に5人ほどの店員がいました。前回の今年の春には3人ほどスタッフがいましたが、今年は一人だけでした。それもレジの脇にスマホを置いて客が来ないのを幸いとメールでしょうか打っていました。
本屋では前回見られた大前陽一の経営本は消えて、文学・哲学に本が」並ん」います。「羅生門」や「百年の孤独」が中国語に訳されています。
また政治を反映した「抗日戦史」の3巻本が出版されています。内容はわかりませんが、プロパガンダの本かも知れない。「中華民国の抵抗史」のような本もあった。その他の棚には「アメリカ史」の本が新刊で出ていましたが、アメリカの独立の経緯と産業発達に力点が置かれているような本です。
最近は、比較的多様な本が並んでいて、毎年ながめていると、その傾向がわかるような気がします。
上海空港に日本人の団体は一組もいませんでした。
デリーへの搭乗機の変化にも気づかされます。中国人のインドへ行く人が激減しているのです。乗客の8割はインド人でした。以前は半分が中国人だったのが・・・、驚きです。
隣の座席のインド人の女性と話をしました。32歳でソウルにご主人の仕事の関係で住んで、4ヶ月だとか。ご主人はLGのマスメディア担当職だと言う。韓国人の友人がいるのでと言う。「韓国はクリーンで安全だ」と彼女は言う。
結婚は5年前で、式には10日間もかかったと言う。インドの結婚式は大変なのだ。
日本は近いからぜひご主人と訪ねてくださいと言った。「これからは日本とインドはもっとつながるだろうから、ビジネスチャンスもありますよ」と伝えた。
日本時間で午前4時半、インド時間で午前1時になって着陸態勢になって時間通り到着した。入国手続きが大混雑していて時間がかかったが、3時に入国を済ませてゲートを出ると、 BediツアーのMonuが迎えてくれた。これからダラムサラに向かう。
