ここにきて百名山の短歌も燧岳で足踏みしていますが、平ケ岳とか越後の山で止っています。
またこの短歌を収取する過程で、歌集を集めたり、昔の登山の本に関心が向いて、木暮理太郎の「山の憶い出」などを買い求めたりしています。柳瀬留治は歌集「立山」で知られていますが、「山旅50年」という本を探しました。が、歌集ではなかった。彼は「山」「山よさらば」という二つの歌集があって、「山」は古本屋ネットで1冊ありました。
また福井の荒島山については歌が見つかっていませんが、福井の女性の歌人で大畑草雨(本名ハルコ)という女性が『荒島山』という歌集を出していますが、山とは縁がなさそうで・・・
上州武尊なども歌が無いし、困ります。
巻機山もなくて、一首ネットで見つけて喜んでいます。
私が取り上げているのは、原則的に山の名前をおり込んだ歌にしています。
至仏山は群馬県で、東北の範囲でいうと平ヶ岳、ところが深田久弥の並びは新潟に移るのだ。、エリア的に並べるか、深田の順序で行くか思案中です。
新潟の山で火打山がみあたりません。アルプスでは鷲羽岳の歌が無いです。
一昨日、1999年に新穂高温泉から双六、三俣、鷲羽、水晶、野口五郎と縦走した時の歌を改めて作りました。
いまは、2000年に室堂から針ノ木に縦走した時の歌に取り組んでいます。歌が無い山は、つたない私の歌で補わせていただくように考えてはいるのですが、短歌に関心をお持ちの岳人の方の協力を得たいです。
多分、今の私の心境からすると短歌はこれからも私を支えるものになると思います。そうではありますが、百名山を達成するのは時間がかかりそうです。短歌の研究としての山と言うものひろがるといいのですが。
五七五七七の言葉遊びでもあります。現在は口語も主流になりつつあります。「文学と山」または「山と文学」というジャンルも、このヤマレコの中で生まれると良いのですが、どんなもんでしょうかね。
また「故郷の山」シリーズで考えるのも面白いかと思います。
深田は東北については、秋田の山を取り上げませんでした。東日本の地域で百名山に山を上げてもらえなかったのは、秋田県と千葉県です。茨城は筑波山があり、埼玉は両神山、東京は雲取山があります。
関西方面に行くと滋賀県かな。兵庫県、岡山県、広島県、山口県など、福岡県、もないかな。ちょっと秋田県には同情しています。秋田駒ケ岳という「駒ケ岳」と名のつく山で外されていますからね。会津、甲斐、木曽は入っているのに、北海道と秋田は入りませんでした。
東北では山形は5座、福島は4座、平ケ岳は新潟ですね。
奥深い山が、短歌に詠われることが少ないのは、当然ですが、昭和の初期、もう今から百年前以前に、山を愛する歌人が先駆を為していたことを思うと、時代の変化と合わせて、登山の歴史も面白いと思います。
ちなみに、剱岳の近代の登頂者は、島崎ではなくて、案内人の宇治長次郎であったそうですよ。私のヤマレコの薬師岳に登った記録の中で、スゴ乗越小屋でであった山小屋の御主人の話を書いたけど、そういうことでした。その小屋の御主人のことも調べてみたいですね。当時のガイドブックに小屋主は五十嵐博文とある。立山町の人で、本人も田部重治の研究者と言っていた。調べてみよう。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する