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2023年08月01日 08:50日本百名山の短歌全体に公開

短歌で詠う日本百名山 100 宮之浦岳

短歌で詠う百名山100 宮之浦岳(屋久島)
山本克夫 
それは生が静としてあるような屋久島の千年杉の緑に眠る   
虹雲 
青霞む風の流るる屋久島に雲乗る童は詩人山尾か
 永劫の風となりしか屋久島の山尾三省の海山香れ
 青霞む風の流るる屋久島に雲乗る童は詩人山尾か 
橘 
除湿して部屋着でくつろぐソファベッドあれば暮らせる屋久島でさえ

「うたのわ」で見つけられた「屋久島」で検索して出てきた歌で、紅雲さんが詠むっ詩人は、屋久島に移住した山尾三省さんのことです。
いずれも私の趣の歌ではない。田辺重治もこの山来なかった。
深田久弥は昭和14年(1939年)開戦の前の時期だ。12月に登った。
「宮之浦岳の頂上にたった。頂上の近くには三十センチほど雪が積もっていた。みわたす限り山ばかりで、その山の向こうは海である。」
「宮之浦岳は海岸のどの村からも見えない。」と書いた。
深田は再度訪れることはなかった。
「土産物も絵葉書もなかった昔の屋久島の思い出に浸っていた方が賢明かもしれない。」と結んでいるが、私も齢七十八となれば、深田の言葉をかみしめるのも良いかもしれない。

* 屋久島で生を紡いだ詩人 〜山尾三省『アニミズムという希望』から|川口和正 (note.com)
*山尾三省の子供と妻。家族への遺言。屋久島に永住、部族活動とは | アスネタ – 芸能ニュースメディア (asuneta.com) 
 *99.屋久島 怒涛の滝・・・ | 「写真&短歌」個展 from 神戸。 (ameblo.jp)
*屋久島親子登山 (NO8)父と子と屋久猿と☆☆☆☆☆ | 素心のブログ(みたみわれ素心塾) (ameblo.jp)
この素心さんのネットを探していました。
屋久島親子登山 (NO1)太古の森(宮之浦(1,936m)〜縄文杉)

素心宮司「屋久島親子登山」
屋久島の 太古の森に 抱かれて 自然共生 親子の絆
鹿が鳴く 鳥が囀(さえず)る 猿もいる 木霊かな いえ 神の言霊(ことだま)
精霊の 励ます声に 歩を進む 古稀(こき)の軋(きし)みを 屋久杉は知る
ヤックルや もののけ姫が 棲む様な 苔むす森を 永久に守れと
草枕 旅にしあれば 屋久島の 星空は わぉ あやに美し 
夏山の 影を茂みや 珠叢祠(たまほこら)ウィルソン株 イザ抜けて行く
小杉谷 集落は消え 廃校の跡 もう動かない トロッコの道
山黙(もだ)し 宮之浦岳 屋久猿(やくざる)の 親子の情に 遅れし子待つ                   
屋久島の いわさきホテル 神の湯に 癒されて うふ モッチョム岳 
・・・・
唯一私が見出した「宮之浦岳」が詠み込まれた歌です。
2年ほど前に、出会っていたのですが、まだ未完であったらしく、第八首の歌が投稿されていませんでした。の
屋久島親子登山(NO9)屋久島いわさきホテル | 素心のブログ(みたみわれ素心塾) (ameblo.jp)                            
「人間は自然から学ぶことが多い。父は子を思い、子は父を心配する。苦しい登山を通じて。、三岳焼酎を酌み交わして、平素は話さないこと、語らないことを、自然の神秘の中で、語り合える幸せ。そこから多くのことを学ぶ。」
と素心宮司さんは、8種目の歌に添えておられます。
2014-07-22 に1回目が投稿されていますので、その時期のことかと思います。私が妻と登った時は、1970年で半世紀近い時差があります。

私の日本百名山詣では、この屋久島への新婚旅行登山に始まるのです。
 忘れえぬ山の一つを今問えば妻との一歩宮之浦岳

新婚旅行宮之浦岳 1970.10.31-11.9
   鹿児島へ
誰からも新婚旅行と見なされず逃避行する若い二人か
早暁の終着駅に桜島茜の空にけむりたなびく
  機上より
海上に山また山の島を見るその高山を覆う雲あり
名にしおう屋久島という嶽の島目前にして恐れいる
  小杉谷
屋久島の島奥深く分け入れる森林軌道の黒いレールは
山深く集落なせる人々の生活支える細い軌道は
  小杉谷山荘
奥山の森林軌道のわきにたつ小さき小屋にけむり立つ午後
屋久島の奥山深く小屋守りは五十まぢかのひとよき夫婦
朝まぢか光さしこみ輪郭を現わしませる太古の杉は
縄文の神代に芽吹いた杉の霊 凜として四方の森を治める
   宮ノ浦岳にて
海よりは見ることのない宮ノ浦岳雲いにありてまぢかくに見る
宮ノ浦岳山頂のその草原に寝転べはついに来た念願の山に
新妻と南の嶽なる峰踏みて淡いひかりにつつまれている
新妻の微笑みに似て穏やかな草つきの峰宮ノ浦岳
南の島とはいえど屋久島は真冬に深く雪積む嶽ぞ
暮れてゆく山道暗く雲もでてただひたすらに歩を早めゆく
わが妻と呼ぶ女に疲労みえ気は焦るまま闇の山道
闇のなか吊橋渡ればぽっつりと小屋の灯りともれる 
東京駅にて宮ノ浦岳に味わう苦労しみついた二人の生活幕開きである 
 
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