91 大峰山
みちのくに吾は生まれて大和なる山上嶽にけふぞ雲分く 斎藤茂吉
いにしえの山伏とものいきほいを現のごとく霧たちのぼる 々
大峰についに登りぬわが友のきくまにま雲のなか来て 々
中空にうつそ身浮かす岩のぞきげに女をばþゆるさざりけり 尾上紫舟
桜すでに散りすぎし山の路にして大峰詣の行者行きあふ 小泉苳三
暑き日を大峰山より帰り来てうつつなく臥したる仏もなれず前川佐美雄
大峰の行場へ通う津魏の道女のゆかぬ闇人くさし(柘榴の宿)
富小路禎子
後日追記いたします。
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