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ある時、どうやって周回ルートを歩こうかと、市販の「山と高原地図(富士山)
」をまじまじと見たところ、須山口の一合五勺から、ガラン沢にかけて、謎の点線があることに気が付いた。
そこには「ルート一部不明瞭」「テープもあるが、ルートは両端部で不明瞭」とあり、極めて難易度が高い点線ルートであることが示されている。
この扱いは村山古道と同じともいえる。
(黒いライン)
しかし今まで須山口を歩いていても、このルートが目に入ったことは無かった。
ヤマレコの記録を探しても、ここを歩かれている形跡が見当らない。
果たして本当に存在するのだろうかというのが疑問であった。
8/5に須山口一合五勺付近から探索した際は、確かにピンクのテープがあったのだが、足元は道ではなく無理に歩いている状況、ほぼ水平移動の状況で、ログは明らかに異なっていた。
(黄色いライン)
12/8に逆方向のガラン沢コースより、「御殿庭65分、旧料金所ゲート40分」の標識から攻めてみた。
入口は標識の裏側に細い踏み跡があるが、やはり道の体を成していない。
しばらくして道を失い、南下して接点を求めたが見つけられず、結局ガラン沢を南下、別の作業林道跡を発見したのであった。
この林道跡は立派なタテの幹線で、北上して最終的に須山口と合流することを確認した。
(緑のライン)
途中、西側にクサイ踏み跡らしき跡があり、これを辿ると、ところどころにテープがあり、なんとか先ほどのガラン沢コースに接続することができた。
(水色のライン)
これは山と高原地図に掲載されている点線と限りなく近く、マップが信頼できることを示していた。しかしとても分かりにくいことから、古いテープを補充することにした。
今回、緑色のタテのラインから西については、なんとか歩くことができるラインと確認することができたが、東側は確認することができなかった。これについては次回の課題としよう。
しかし、この点線ルートは、はっきりいって登山道として地図に載せるのは適切と思えない。
歩いてわかることは、明らかに作業林道の跡である。
このような道は南斜面では数十m間隔で縦横に走っている。特段珍しいものではない。
問題は、誰も歩かず、管理もされていないようなルートが地図に載っていることだ。
これは多くの人が歩くようになった村山古道とは違うということである。
何故、山と高原地図に掲載されるようになったのか、疑問に思うばかりである。
疑惑を解明するため、残り東側の究明をする必要がありそうだ。
個人的には周回ルートとして使えるため、存在を否定するものではない。
改めて富士山は深いと思うのであった。
来年、村山古道を上から下る予定でした。当初は麓の神社まで下ろうかと考えていましたが、下の方はあまり面白くないのではと考え直して(何かご存知でしたらご教授ください)、御殿場口に出ようと思っています。
ということで、非常に参考になりました。はたして自分には見つけられるか?。これはこれで楽しみです。
milanoさん
富士宮口から御殿場口に向かう、ということでしょうか。
村山古道を下って、高鉢コースをたどり、ガラン沢からの登りは地味に辛いので、今回の疑惑コースを使うのもありですね。テープを多く巻いたので大丈夫だと思いますが、東側は調査しきれていませんので現時点ではコースがありません。
須山登り一合五勺にでれば、あとは南山休憩所、幕岩を経由して御殿場口に行くことができます。
村山古道の下部区間も面白いですよ。特に山小屋跡・石仏などの遺跡類がありますので、調べるほど面白いです。ただしバス停がないので、相当歩かないといけません。夏場なら海から歩いてくる猛者と出会う楽しみもあります。
アドバイス、ありがとうございました。
記述を省略しすぎましたね。もちろん、高鉢コース→疑惑コース→南山休憩所・幕岩→御殿場口、を考えています。
したがって、「下の方」というのは、スカイラインより南というような意味でした。「麓の神社」というのは469号線の村山浅間神社のことでした。長大すぎるかなあという気もしますが。ここからタクシーを呼ぼうかというのが当初プランでした。
「石仏」というのは高鉢コースより上にある物のことでしょうが、「小屋跡」というのは旧一合目ですね?(と書きつつ場所がよく分かっていません)。この辺はもう山じゃないよなと思ったのですが、うーん、下の方は別個にプランを立てるべきか....。
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