雲一つない青空のもと、中国の軍事パレードが行われた。
一糸乱れぬ兵士の行進。ミニスカの女子兵士。よくあそこまで訓練したものだと思う。TV報道によると、ミニスカの女子兵士は、年齢20歳、身長178cm以上、88%以上が大学卒だとか。6月初旬から訓練を重ねてきたそうで、体重は平均5kg減少したとのことだ。
雲一つない青空も、車両制限や工場一万ケ所の操業停止がもたらしたものだ。火を使うお風呂やかまども使用禁止だったとか。
生産総額は2,385億円、企業利益は242億円の減額だという。国民には「軍事パレード=損失」の認識が定着しているらしい。
警備も人間はもちろん、軍用犬、猿(鳥の巣の駆除)、鷹(鳥の駆除)まで動員しているとのことである。鳥の駆除は戦闘機飛行の邪魔になるためである。
公衆トイレ使用は氏名、大か小か、予定時間を記入。予定時間を超過したら200字以内でその理由を記入とのこと。TVのバラエティ番組禁止。天安門近くで窓からパレードを見学していると狙撃されるとのことである。交通規制で物流ストップ。野菜が入ってこず、食事が粗末になったとのこと。
自衛隊の昨年の富士の公開演習では、砲弾だけで2億円使ったということだが、中国の軍事パレードは、それに比べたら青天井であろう。もっとも上限などは頭にはあるまい。
軍隊は、国(領土・国民・主権)を守るというが、軍事パレードでこのあり様である。経済活動は制限され、煮炊きもできず、野菜も入ってこない。公衆トイレを使うのにも申告が必要で、窓からのぞいたら狙撃されてしまうのだ。まったく理不尽きわまりないものである。
とまれ、軍隊というものは、そういうものなのだ。一般国民にとっては、理不尽であっても軍隊では、それが常識なのである。大本営発表がその最たるものである。その理不尽を国民に押し付け、戦争を遂行し続け破滅へと進んだのが先の戦争だ。
安保法案で、いまだに政府の答弁がひっくり返ったり、制服組の先行が報道されたりするのを見ると、担当大臣も分かっていないんじゃないか、と思ってしまいます。そんな状態でも強行採決ですか? いったい日本はどうなってしまうのでしょう。
戦争を遂行する国、しようとする国には、自由も民主主義も基本的人権も有りません。あるのは抑圧です。
戦前回帰?そんなことにはなってもらいたくありません。目には目を見たいな考えは、防衛力の競争を生むだけです。
人のふり見て我がふり直せ。軍隊、戦争の愚かさを真摯に受け止めたい。
myoukohiutiさん、お早うございます。
昔から、「人のふり見て我がふり直せ」の名言がありますが、今の我が国の立法・行政に従事する方々には法治国家から逸脱しようとする人がいます。
「憲法の番人」である元最高裁のトップが、安保法案は「違憲」であると明言している、なのにあえて法に反して数の力で押し切ろうとしている。
立憲主義を理解されていない、どうしてもやりたいのなら、国民投票で改憲なさるのがよいのでは。
>雲一つない青空・・・
*今日の日本列島の空にはPM2・5の網が西日本から東日本にも差し掛かっています。時には黄砂も飛来します。
これこそが、myoukohiutiさんの言わんとする意のひとつなのですね。
加藤楸邨に「鰯雲人に告ぐべきことならず」という句があります。昔、学校で習った句で今も印象に残っています。鰯雲は、ウロコ雲とかヒツジ雲とも言いますが、これが出ると天気が崩れるのだそうです。
”世の中の風潮が怪しくなってきているのに、そのことを誰にも言うことが出来ない胸の内”というようなことを読んだのだとか。戦前戦中は、軍部や憲兵が幅を利かせていて、何かあれば、というか何もなくても、連行するような時代だったとのことです。
今、なんとなくこのような戦前回帰の流れが漂っているのではないでしょうか。
先日の12万人が集まったという、安保法案反対集会の参加者もインタビューに、そういった危機感を述べる人が多かったようです。
雲一つない青空・・・は、そんな高尚なものではなく、しいて言えば、雲一つない青空が、人為的に作られたもので、そのために国を守るという政府や軍隊は、経済も国民の生活や基本的人権も無視して理不尽なことを平気でやってしまうのだ。世間では「そんな理不尽な」ということが、戦争を遂行しようとするか遂行している政府や軍隊では常識となってしまうのだ、ということを言いたかったのです。
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