テレビのビデオが溜まりっぱなし。
で、13日の番組、と言っても4月の番組。
内閣官房参与 浜田宏一氏 VS 同志社大学大学院教授 浜 矩子氏
アベノミクス推進派 VS アベノミクス批判派の構図
浜田氏、恰幅の良いちょっと見、元大関小錦。
方や浜氏、普通のおばちゃん。(以下、浜ちゃん)
しかし、舌鋒は鋭く、アベノミクスをアホノミクスと公言して憚ることなし。
浜田氏が「ウソにほとんど等しいような予言を今回もして、国民生活を悲観的に導こうとしている」と先制パンチを繰り出し、司会者が個人的なことは・・・・・と話の鉾先転換を図るほどの強烈なパンチだったっが、浜ちゃんのカウンターも的確で、最後は浜田氏の説明のつかないようなデータが出てきて、物言いはつくだろうが、総じて軍配は浜ちゃんに上がったようだ。
「目からウロコ」だったのが、トリクルダウンの話。上の方が潤うとそれが滴り落ちてきて下の方も潤う、というやつ。
浜ちゃんの話だと、トリクルダウンは別名"馬と雀"政策といって、「馬にいっぱい草を食べさせると、それが馬の体の中を通って出て行く。そうすると馬糞に雀がたかって雀も食料にあずかることが出来る。」だから下々の者は、そんなんで我慢しておけという、いわばそういうのが出てくるまで待っていろ、という差別的な政策をしているのではないかというニュアンスで使われ始めたのだという。
だからトリクルダウン効果があるから良いとか悪いとかの性格の話ではないということ。
レーガノミクスは、強い者をより強くすることで全体に良い結果を及ぼす、という発想だったけれどもそうではなかった。半歩前に始まったサッチャーイズムもそういう発想だったけど、そうはならずに格差は拡大した。トリクルダウンというのは、はっきり言ってまやかしだ。という。
最初、トリプルダウンと聞いたとき三段階で降りてくるのでは、私のところまで来るうち蒸発して無くなっちゃうんじゃないの、と違和感をもった。
しばらくしたら、トリプルがトリクルになった。トリクルというのはしたたり落ちる、という意味らしいから。こっちが本当かと思っていたら全然違った話だった。
浜田さんは、この話は初めて聞いたと言っていた。知らなくても何の問題も無いが、原点がなんであるか知らないのでは、全然違った方向に進んでしまう危険性もあるんじゃないですか。もしかして本当の狙いはそっちの方だったりして。先制パンチの「ほとんどウソに等しい予言をして・・・・」っていうのはあなたのことですか。それも意図的に。ねえ、浜田さん。
今日の話は、無学な私にはとても良い話でした。
女性活躍の時代だ、女性初の総理大臣候補だなどと囃し立てるけど、二世、三世で、億の金の帳尻が合わないっていうのに、どうなっているのか、私も知りません。で一件落着では先が思いやられる。
カープ女子とかスウ女とか、最近○○女というネーミングが流行っているけど、浜ちゃんのような直言女子にもっと頑張ってほしい。
ガンバレ!浜ちゃん。
応援してまっせ。
myoukoh さん、今日は。 初めまして。mesner です。
私は昔から、浜ちゃんは好きな経済学者の一人です。「アホノミクス」とは正にその空疎な本質をずばりと言い当てた、最近では大宅壮一の「国民総白痴化」に相当する素晴らしいネーミングだと思っています。
正に国民は雀だと言ふことです。矢張り国民一人一人が、空疎な聞こえだけがよいスローガンの中身をよく吟味する必要がありますね。
安部首相の言葉には、全く知性や教養が感じられません。福島は完全にアンダーコントロールとか、戦後レジームからの脱却とか、何を言ってるのか分りません。軽いですね。
戦後のレジームとは、日本が完全にアメリカの植民地だと言ふ事ではないですか。それから脱却するとすれば、日米のガイドラインを改定して、安保条約を緊密にしてアメリカに一層従属するような集団的自衛権や、その為の安保法制の整備は、全く日本の国益とは程遠い、真逆な事をしているとしか思えません。
この前のアメリカ議会での演説でも「希望の同盟」とか言って、空疎な幻想でしかないものを、何を勘違いしているのか、実際は悲惨な同盟にしかなりようがないことは、常識があればはっきりと分かる事です。
まるで飼い主に前で尻尾をふるペットに見えます。日本国民として情けない思いです。
中国が攻めて来るから危ないではないか、と言ふ人がいますが、自衛隊がいるではありませんか。私は自衛隊で十分戦えると思います。それでは十分でないと言ふなら、私は志願兵として中国と戦いたいと思っています。その方がアメリカに尻尾を振るより、うんと日本人としての誇りを持つ事ができます。それで負けたら仕方が無いですよ。
実際は、安部首相の本音は、戦前の満州国の経営者、戦犯岸伸介の孫として、戦前の日本に戻したいと言ふことだと思います。それだったら、アメリカの考えている事を慮って、希望の同盟とか言って、世界中で自衛隊を使ってくれと言ふのは、矛盾していると思えてなりません。安部さんの頭の中は一体どうなっているのでしょう? 全く論理的に支離滅裂です。
今後は、沖縄だけでなく、横田基地にオスプレイを配備して、日本全土でオスプレイの低空飛行の訓練が始まります。
こんな悲惨な状態になるのに、日本政府はアメリカに対して、一言の文句も言えないと言ふのが日米安保条約と言ふものです。
安保条約は、法的に日本国憲法より上にあり、日本国政府や国民が口出しできない仕組みになっています。裁判に訴えても、こう言ふ案件は日本の最高裁判所は統治権の範囲外だといって、「砂川事件」以来判決できない様になっているのです。
これで、日本は独立国だとはとても言えません。完全にアメリカの植民地です。
mesnerさん こんばんは。
ほんと、ほんと同感です。
馬糞ですから、栄養分も何もなくなった繊維でも食ってろってことですか。
ちょっと違和感は感じていたのですが、コロッとだまされてました。
日米ガイドラインが決まって、それから政府が動いて、アメリカで法案成立の固い決意を述べて、それから閣議決定して、国民は後回し。国会採決は強硬突破ですか。これは迷うことなきレッドカードです。小選挙区制も害しています。
あのアメリカ議院のスタンディングオベーション、あの騒ぎはなんなんでしょうね。ただ、アメリカの喜ぶのはわかります。自国の思い通りになって。財政負担も減って。財政赤字国を財政赤字国が助けて、アメリカはウハウハ、我々は増税でヒーヒーですか。勘弁してくださいよ。「希望の同盟へ」どころか我々にとっては「破滅への同盟へ」になりかねません。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する