自民党若手議員の集まり、「文化芸術懇話会」なるものが物議をかもしている。文化芸術だからさぞかし高尚なものかと思ったら、とんでもない会だった。
懇談の中身は、マスコミを懲らしめるにはどうしたらいいだとか、気に食わない新聞は潰さなきゃならんだとか、会の名前とはかけ離れたようなことを話し合う会だった。こういうのを羊頭狗肉って言うんだろうなあ。
講師の先生も、沖縄の歴史、現状を分かって講義しているのか、知ってて捻じ曲げて講義しているのかは知らないが、名指しされた地元の新聞社から連名で抗議文を突き付けられる有様だ。それだけにおさまらず、マスコミ関係団体、その他から抗議の嵐である。
自民党は、発言した議員等を処分し早期収拾を図るがその後も、意訳すると「マスコミを抑えることが何が悪い」と、取材記者に食って掛からんばかりの議員もいて、火に油。しばらくはおさまりようも無い。
国会の質疑では、質問にはまともに答えず、あさっての話が多く、時間ばかりが過ぎて行く。戦後最長の95日間も国会を延長しても大した発展は期待できない。
「憲法違反じゃないという学者は大勢いる」と言いながら、名前が3人しか出てこない。「発言通告もしてあるのだから全員言ってください」と突っ込まれると、「数では無いと思いますよ」と話をすり替える。質問の趣旨とは違う答弁、すり替え、無視。まったくそのテクニックには感心させられるが、巷間言われるように、参議院での審議未了とみなし、衆議院の2/3賛成で決着をつけるつもりであろう。
かつて自民党中枢を担った長老達が心配して、アドバイスするも聞く耳持たず。とにかく自分たちは、間違っていない。反対する者がおかしいのだと猪突猛進。周りも「そうだ、そうだ」の大合唱。
これって、「裸の王様」の典型じゃないの。公道を裸で突っ走っては罪になりますよ。もう一度振り返ってみて、「日本」という身の丈に合った着物を作って、安心して歩けるようにした方がいいんじゃないでしょうか。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する