この所、レコをあげるほどの山行をしていない。
ボチボチ、鈴鹿や伊吹は行ってるが、それはお楽しみのヤマじゃない。
自分都合の話なので、特に記録に残していなかったが、五月にやらかした怪我は思わぬ結果を招いていて。
大腿骨骨挫傷、夏には復帰…それが全てだったハズ…。
なので、夏から秋にかけては結構ヤマに行っていたのだが、どうにも調子が戻ってこない。
仕方がないのでセカンドオピニオンで岐阜市の「Y」という病院へ。
ここで「治らん」と言われたら、他の病院行っても無駄ってくらい有名な病院。
初診の医師の診断がブレたのは医師が悪い訳では無い事を、先ずハッキリ書いておくが、当初の見立てでは脛を引っ張ると前に出てくるので「靭帯切れてます」また受傷時に腫れ、痛みがほぼ無かったことから、「過去に切れてました。」と。
しかし、実際は受傷した時、前十字靭帯断裂と骨挫傷が同時に起きていて、靭帯の断裂箇所が大腿骨根本ギリであり、キレイにスッパリ切れて、その場に留まり、一か月以上キッチリと大事をとった事が幸いし、何と靭帯が再び大腿骨に癒着したとの事。
但し、癒着位置は少し緩んだ位置。(なので脛を引っ張れば前に出る)
「そんな事あるんですか?」と尋ねたら「滅多にないが、アンタがその滅多だ。」と有難いのかよくわからんコメント。
とにかくリハビリのやり直しとなった訳で。
さて、前置きが長くなったが、昨夜そのリハビリで歩道橋を歩荷登降していたら、自転車で通りかかった若い男性。
自分は人相が悪いので度々通報される。
実際、歩荷トレ中に職質受けている。
(背負子に砂入り一斗缶乗せてウロウロしているからな…まぁ。)
(また、警戒されちゃってるかなぁ)と端に避けてすれ違おうとしたら、その若い男性、「これ、どうぞ。」とミニドーナッツの袋を差し出してくれた。
正直、驚いて「いやいや…イイですよ。」と、お礼を言うのも忘れ遠慮してしまった。
どうやら、がんばってトレーニングしているので、おなかが空くだろうと、気遣っていただいたようで。
簡潔に怪我をしたこと、リハビリであることを告げたら「大変ですね、頑張ってください」と励ましていただいた。
凄くうれしくって。
泣きそうなくらいうれしくって。
家族や、仲の良い友人でもないのに。
只、すれ違っただけなのに。
不審者扱いされて通報されちゃうようなオレなのに。
人にやさしくされた。
とっても幸せになれた。
で、強く決意。
人にやさしくしよう。(まぁ、今までも人助けはしてきたと思うんだけど)
励ましの言葉をいただいたので、今度はキッチリと心を込めた
「ありがとう!」とお礼を言って、その場は別れた。
何でもない日常のことかもしれないけど、とにかくうれしかったので記そうか、と。
さて、今夜もリハビリしてくるか。
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