IT進化が加速して情報が氾濫している。
発信側の意図が受信側に正しく伝われば良いけれど、混乱している例があると思う。
「日本一迷いやすい登山道」「道に迷ったら戻れが鉄則」
この文言をを昨日今日で目にした。
どちらも表現に違和感を感じた。
そもそも「道」「迷う」の単語の使用方法に疑問がある。
「道」なのか「進路」なのか。
「迷う」なのか「間違い」なのか。
これらの単語をを区別せずに使用すると、誤った伝わり方をするのではないか。
無雪期の一般ルートなら大抵の場合は道がある。
進むべき進路と違う道を選んでしまう事を道間違いと言う。
間違えただけならば、気付いた時点で戻れば良い。
間違えた事を気付かず、現在位置と正しい進路を見失い迷ってしまったら戻る事が出来ないかもしれない。
上記を踏まえて先に挙げた文言を見直すと、
「日本一間違えやすい登山道(迷うのは稀)」「道を間違えたら戻れが鉄則(戻れなくなってるのを迷ったと言う)」
とするのが正しいのではなかろうか。
道と進路の違い、間違いと迷いの違いを区別した方が一層の安全登山に繋がると思うのだが如何だろうか。
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