ヤマレコに集う皆さんは辛い事、面倒くさい事を嫌がるしきい値が高いと思う。
そうでなければ登山なんてやってらんないよね。
登山をしない人から見れば、我々のやっている事は苦行でしかないのだろうね。
皆さん「辛そうなことを我慢して、よくやるね…。」と言われた事が一度や二度はあるのでは?
でも、言われた当人は我慢できない程の辛さではないよ、と思ってるんじゃないかな。
さて、我々は辛い事を我慢して山に登ってるのだろうか?
そうでは無いと思う。
目標目的を達成するための努力をして登っているんだよね。
我慢と努力
辛そうな行為をしている人を客観的に見た時に、我慢しているのか努力しているのかわからない場面がある。
我慢も努力も他人から見れば、「受け入れたくない事象を受け入れている状態」
我慢と努力の違いは当事者のメンタル次第。
これはとても大事な事。
自分自身の体験を話すと、10年前に禁煙成功した。
それ以前にも何度か禁煙にトライしては失敗していた。
失敗した時の心中は漠然とタバコを辞めたいな…と思っていただけ。
タバコを吸うのを我慢していた。
成功した時は、当時息子のQが高校生になり、体力ついてきた事もあり一緒に登山している時にグイグイと煽ってきた事が切っ掛け。
まだまだ、息子に抜かれるつもりは無かったので、禁煙してフィジカルを強化した。
目的を達成する為の努力をした。
結果、簡単に辞めれた。
我慢と努力の違いを意識することは大切な事だと思う。
もしも、あなたが仕事でスタッフに作業を指示する立場なら、作業内容を説明するだけでは、指示された方は面倒くさい、つまらない、イライラするなどネガティブな感情を抱いてしまうかもしれない。
でも、仕事だから我慢して作業する。
ここで、作業内容を説明するだけでなく、その作業をする意義意味を正しく説明し、作業者を含めそこで働く皆にとって有意義な事なのだと理解させてから作業に従事させれば、我慢せずに努力してくれるのではないだろうか。
また、誰かがあなたに仕事を辞めようかと相談してきたとする。
多くの場合、ステップアップを狙って転職したいといった理由ではなく、現在の労働条件、環境がイヤだから辞めたいという理由ではないだろうか。
要は逃げ出したいと。
そこで引き留めるつもりなら、もう少し我慢してみては?と言ったところで意味が無い。
我慢の限界と思って相談してるんだよ。
だから、我慢を耐えるくらいなら我慢している事柄を紐解いて、その問題を打破する努力をしてみようと励ます方が良いのではないだろうか。
これは、綺麗事言ってるのではなくて私自身が過去に複数人引き留めた時に話した事。
その内の一人は現在、職場のセンターポジションで活躍し、若きリーダーとして信頼される人物に成長している。
人間だからね。まずは精神ありき
考え方ひとつで結果は変わる。
半世紀ほど生きて子育てを終了し、振り返ってみた感想の一つ。
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