百高山選定が云々との話題あって、興味深く拝読させていただきました。
コメント残そうかと一旦は入力しかけましたが、長くなりそうなので自前日記で思うところを纏めようかと。
私も今年のGWに所謂、百高山を達成して晴れて百高山サミッター(?)となったワケですが、百座選定に何か思うところがあったかと言うと、それはありませんでしたね。
百名山は深田久弥氏が選定したとされる物が一番有名ですが、新百名山とか○○百名山とか、スタンプラリーのコースはいくらでもあるワケですよ。
百高山っていうと何だか標高数値を高い物からシリアルに100座選ぶ必要があるかに思えますが、ヤマケイ百高山ってのはヤマケイが選定した百の山ってだけで、深田百名山と選定基準は変わらんと思うのですね。
なので、私は自身を正確に表現すると「ヤマケイが選んだ百の高い山を全部登った人」ってなるのですな。
ここで登った登ってない判断も拘りだすと、赤岩岳がちょっとどうかな?となります。
本当の山頂と言われている所は一般登山道から外れて、到達しにくいところにあるので、最も近くを通っている一般登山道を通過すると「みなし登頂」とされるのですね。
私はそのみなしで登頂したとしています。
これね、細かい事言うとメンドくさくなると思うのですよ。
同じ話でスケールデカいのが先日話題になってました。
8000m峰14座を登頂したのは3人だけ、とかなんとか。
登ったって何基準?って話ですね。
みなし登頂は登頂と認めないって言いだした話。
ならば最高点に対して、どこまで近ければ登頂なのかと。
いっその事ガチ理系的観点から最高点を踏んだってのを、最高「点」を足の裏の「面積」によって包括したと解釈するなら、誰がそれ確認したのかと。
人間の身体の俯瞰投影面積サイズは現状のGPS測定精度で白黒付けれないですわな。
まぁ、登山という非常にアナログで文系的分野に数値記号の理系的概念を持ち込んでもしゃーない話じゃないかと。
それでVRや新旧禁止の内側へ入って事故でも起きようものなら、もっと叩かれるわけですし。
ましてや百名山を選定した人がそもそも最高点を踏んでるかも怪しいし、そこだけで山を選んだわけでもないし…。結局他人にとやかく言う権利は無いわけで、自分で納得できるかが重要なんでしょうかね。
登山も含めて個人的趣味趣向というのは、求める先が自己満足ですから。
私が百高山のスタンプラリーを行ったのは、百高山登頂を目標としたのはついでであって、一番の理由は次に登る山を探すのがめんどくさかったからw
登ってない百高山の中から、次の週末に都合の良い山を選べば良いので、行先選択が楽でしたね。
なので、今年は行先選定のガイドラインを失ってるので夏山がイマイチな結果になりました。
来期の夏山は何かガイドラインを設けようかと検討中です。
>ならば最高点に対して、どこまで近ければ登頂なのかと。
…私も疑問に感じ、運営側に問い合わせた処、「仕様についてはお答えできません」との回答でした。
『日本の山岳標高1003山』は国土地理院が測量したもので、一般財団法人 日本地図センターが書籍化しています。
今、私の手元にあるのは2016年8月発行で、定価は1800円+税 です。
現在はこれが最新版です。
『日本の山1000』は『日本の山岳標高1003山』に準拠して山と渓谷社が選定したものです。
『日本の山岳標高1003山』のリストが1059座あるのは、国地院が主峰を構成する属峰と見做す山が56座あるためです。
日本地図センターの書籍を見れば、どれが主峰でどれがその属峰か、明瞭に番号で区別されています。
例えば、荒川三山は東岳(悪沢岳)576、荒川岳<中岳>577-1、荒川岳<前岳>577-2 と表記され、悪沢岳と荒川中岳は主峰、荒川前岳は中岳の属峰ということになります。
参考までに…
https://www.yamareco.com/modules/diary/77834-detail-130112
一般的な登山は競技では無いですし、他者からの評価を得るために行う事でもないですし(他人の目を気にしてヤマやると碌なことにならないのは大阪のタクシー運転手の方が証明されましたね。合掌)
何が登頂って自分が登頂したと納得すればそれでイイんじゃないですかね。
冬なんかだと、雪の着き方の影響で、その日に最も高い場所が三角点とかなりズレてる事が良くありますし。
そもそも三角点が見えないので、不確かこの上なしですし。
テッペンに登りたければ一番高いところまで登るですし、三角点の上に立ちたければGPS見ながら「多分ここら辺」とみなして納得するですし。
宝剣岳のお立ち台とかテッペンってどこよ?となるし、一番のネタとしては地蔵岳のオベリスクとかwww
あの上登って初めて登頂って言われたらキツイですよねぇ。
私の登山は趣味なのであまり発信の価値のない山行は投稿しないし、ランキングも結果でしかありません。
確かにスポンサー受けてるプロフェッショナルの登山家さんたちは自己満足だけでは済まされないですね。
各々の山頂に「この範囲に入ったら登頂認定」って範囲が共通認識であれば良いのかな?
ま、我々アマチュア登山者は好き勝手やってればヨシなので気楽なものですけどね。
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