だから山の天気は解らない、敗退した大キレット行

以前、８月下旬に南岳から無謀にも大キレットを目指した時です。
槍からずっと天気は悪く 大キレットへのコースを下りだしたら雨が本降りになり、登山道がセセラギ状態になってきて。
イケネェー、これじゃー死ぬで、登り返し南岳小屋に
ご主人と話をしたら明日はもっと悪くなるとの事。回復するのであれば一泊と思ったのですが、それではと槍沢ロッジに下りますと挨拶をして下山。
着いたのは暗くなる頃でしたが心良くスパゲッティを作ってくれました
翌日は晴れて途中大キレットを見たらピーカン
稜線クッキリです。シマッタと思わずホゾを噛んだ瞬間でした
町営アルペンホテルに泊まり、翌年からアルプスの相棒になる九州から来た人に出会えました 人生何が幸いするか解らない、心強い山友が出来ました
翌年、７月下旬にリベンジ 知る人ぞ知るＡ沢のコル。
恐かったのは長谷川ピーク 鎖の輪が大人の手程もある大きさです あれは船のアンカー用ですね。どうやってここまで運んだのかと驚きです。
下を見たら滑ったが最後何百ｍも滑落するかと思いました。恐くて足が竦み降りられません
北穂高小屋では相棒が待ってました
途中から同行した３人連れの皆さん、元気で山やってますか
死ぬかと思うほど恐かった大キレット、ここだけは２度とやりません。
ご来光は涸沢岳から撮った常念岳 奥穂高から撮った歩いてきた槍からの稜線です この後、２人で前穂、上高地へと下りました
思えば凄い所というか、エライ所を歩いて来たものだと、今更ながらに呆れたり、感心したりしています