先日の台風18号、滋賀県内に残した傷跡は想像を超えていたようで、まだまだ道路や施設などの復旧に時間がかかるところも多いそうです。
そんなニュースの中で、県内で災害ボランティアを募っていることを今頃知りました。
場所は湖北の高島市と大津の隣の甲賀市です。
神戸や東北の震災の時に世界中から集まった人の力を目の当たりにして、自分にも何かできればと思ったことはありました。
その時々の事情が許さずに実際に行動するチャンスがなかったのです。
今回偶然にも近場でお手伝いする機会があるとのことで、山はお休みにして行ってみました。
とはいえ、行動できるのは午前中だけ、夕方には寝ないといけないサイクルの自分が役に立つのか不安でしたが、電話で問い合わせてみると半日でも受け入れてもらえると丁寧に教えてもらいました。
朝集合場所の市民センターに入ると、先に座っているポランティアの方々は皆経験豊富なプロに見えて、なんだか場違いなところに来てしまった気がしたものです。
グループごとに名前を呼ばれて現場に移動する中で少しづつ言葉を交わし、打ち解けることができましたが、私と同じく初めて参加する方もいて、気後れしなくても良さそうだと肩の力が少し抜けました。
川の氾濫で泥水を被った民家の泥の掻き出しや洗浄を行ったのですが、7人で1軒の建物を担当して半日ではほんの一部しか手が付かず、これは数日かかると意外な手間に驚いたことです。
特に技術や熟練が必要ではなく、ただ(お年寄りなど)住んでいる人の手では動かないことを人海戦術で動かしていく、そんな場面が災害の復旧にはいくらでもあることを知りました。
TVの画面からは見えてこないことですが、「人の手」が必要なところで自分でも何かできることを実感できてよかった。
甲賀市で11月に開かれる「あいの土山マラソン」に参加します。
自分が楽しませてもらう以上、せめてその何分の一かはこの土地にも私が来たことを喜んでもらいたい。
同じ理由から山でコンビニ袋に入る程度のゴミを拾うような小さな小さなことですが、次に繫がるきっかけ作りに一歩足を出せたような気がします。
少しはフットワークが軽くなるかな・・・
大きな爪痕が残っているということを今日も耳にしました
エアコンの室外機も川の氾濫などで
泥を被ってつぶれてしまっているようです
お手伝い頭が下がります
merさん、こんにちは!
朝、集合場所に入った時には文字通り借りてきたネコのような気分でしたが、短い時間でもひとつ役割をこなした自覚でやっと地に足が着いたようでした。
目的のために消費する時間もあれば、無為に流れて消えていく時間もあります。
時間の使い方のひとつとして、こういうのもありかと思って動いてみた次第です。
「好奇心」と言うと、一生懸命な人たちに失礼になるかもしれませんね。
覗き見で終わるのではなく、体験して感じたところからスタートすることだと思います。
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