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深田久弥がどこかで、「素人は連峰を横から見る。玄人は縦から見る」という言葉を紹介していました。
南アルプス連峰の眺めというと、丹沢や奥多摩、大菩薩、あるいは逆に中央アルプスあたりから横に広がったパノラマがまず思い浮かぶのですが、西伊豆からの眺めは、「縦」とまではいかなくても斜めからの眺めでしょう。
泊まった宿の裏手の丘に登ってみたところ、聖・赤石・悪沢のような南部の山々は勿論、塩見岳や白根三山、鳳凰や甲斐駒まで見えていました。仙丈ヶ岳は除き、南アルプスの3000m峰が全部見えたことになります。特に甲斐駒は、北岳と鳳凰三山の間、早川の谷間の奥に見えてちょっと得した気分。

写真は一枚目のややピンボケ気味なのが南ア南部。画面左端のかすかに白いのが茶臼岳。その右が上河内、聖、大きな赤石と続き、荒川・悪沢岳は手前の青薙山、笊ヶ岳と重なっています。
二枚目は白根三山と甲斐駒・鳳凰です。北岳の右、平らな池山吊尾根が落ち込んだ右に、白く見えているのが駒津峰、その右に三角の甲斐駒、さらに右の鳳凰山にはほとんど雪が見えません。鳳凰山の右に見えるのは天子山塊の天子ヶ岳あたりです。画像の左端に塩見岳に続く蝙蝠岳あたりが見えています。
西伊豆からよく見えるものですね。北岳の小屋の人が、伊豆半島が見えるときもあると言っていました。この角度の北岳はまるでペルーアンデスですね。
南アをタテに見るには、ヘリに乗らなきゃ無理かな。
3月は、2月に比べると結構天気の悪いものという気がします。遠望がきき、幸運でしたね。
遠くから見る山は、山登りの動機の原点だと思います。遠くに見える山にひかれて歩いて歩いて、それで頂上まで歩いて行った古代の山好きの人の気持ちを想像して憧れますね。
>素人は連峰を横から見る。玄人は縦から見る
うん、よく言った(拍手)
連峰みるとあの尾根からこのピークの道は・・なんて登
った気分で見てしまうものですね
見てるだけの山は想像できないもんね
わたしは上高地で見上げると・・稜線からの景色が浮か
んで・・わたしも、いつまで行けるかわからないけど、
やっぱ3000m峰はいいですね
でわでわ
Yoneyamaさん、
そうですか!北岳からの伊豆半島、見てみたいですね。遠くから山を見たのが動機になって山を登る、というのはいいですね。家から見える山に家から歩いて登る、というのが一番純粋な登り方かもしれませんね。東京近辺だとなかなか実行しがたいものがありますが、自転車ならできそうですね。古代までさかのぼらずとも、北大山岳部のYoneyamaさんの先輩方はみなさんそんな感じで日高あたりを登られたんでしょうね…ああうらやましい!
uedayasujiさん、コメントありがとうございました!
登ったことのある山を遠くから見て、「あの形はあの山に違いない」とか、「あそこの登りはきつかったな〜」などと思いを馳せるのもいいですが、登ったことのない山を眺めるのも、想像できない反面ロマンがあっていいですよね。(ヨタハチやホンダS800が走り回っていた頃には車にもロマンがありましたね)
3000m峰は登ってよし、眺めてよし。遠くから見えると得した気分になります。
uedayasujiさんもこれからも是非ガンガンと登られてください。レコ楽しみにしています。
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