ヤマレコの記録を見ていると、深夜スタートなど(極端には一晩寝ずに)夜間に行動されている方をよく見かけます。私も以前は夜間に山を歩くことにそれほど抵抗がなかったのですが、数年前に熊と至近距離で対峙する一件があって以降、その他もろもろの実体験から動物に対しての警戒感が強くなり、夜間行動を避ける傾向にありました。
改めて、警戒すべき動物として熊やイノシシなどの生態行動を調べてみると、どちらも深夜にはあまり活動していない模様。熊は明け方、夕暮れ前後の時間帯が最も活発。深夜時間はほとんど活動していないという調査結果を見つけました(白山での生態調査)。深夜よりも昼間の方が活動強度が高い。またイノシシも本来は昼行性で、人の活動に影響されて夜間行動をとっているらしい。
これらを踏まえると、山での深夜行動において、危害を加えられる可能性が高い野生動物を恐れる必要性は薄い気がしてきました。まあ深夜行動するということは、自然と早朝も行動することになると思うため十分注意する必要は残りますが。
こんな観点から、夜間登山もアリなのかと思い直してみました。若かった頃、秋の羊蹄山を夜の7,8時ごろに単独で登ったことがありましたが、今思い出せば恐ろしい怖いもの知らずの若気の至りでした。
初めまして。
夜間登山。
私も時々積極的に、あるいは仕方なく、やることがあります。
以前真夜中の奥多摩(夜中の1時頃)で熊その他の動物の楽園に踏み込んでしまったようなことがあります。
11月末のことです。
いつもなら笛を吹くなり声を出すなりしてこちらの存在を知らせると、あちら様が退いてくれるのでその時もそうしました。
ところが、その時は熊が「ガオ〜、ガオォォ〜」と言いながらこちらにサクサクっと向かってきました。
ビビッた私は、後ろ向きに走って逃げたい気持ちを押さえて静かにちょっとづつ後ずさりし、もういいかな?というところまで退いてから走ってバックしました〜
熊さんもそれ以上追ってこなかったことを考えると、「こっち来るな!」という単なる威嚇か熊さんなりの恐怖心の表れだったのかなと思ってます。
山はもともと動物たちの住処なので、どの時間帯でも何かしらの動物は活動しているのでしょう。
私たちは最近特に熊さん出没の報に接することも多くてちょっと警戒しちゃいますが、あちら様にしてみたらお互い様なのかもしれないですね!
何度も熊さんには朝昼晩と遭遇してますけど、私の勝手な個人的感覚としては、餌の豊富な山奥の熊はおっとりしていてこちらの存在には気付いていても目もくれないかあるいは逃げる、奥多摩とかの都会の熊は餌も少なく冬も冬眠できずイライラしているという印象です。
mieeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
夜間に山へ入って、獣臭が満ち溢れてくるとさすがに気持ちが引けてしまいます。
最近話題が多い熊については、出会ってしまった時の対処法が様々言われていますが、実際に経験したことがある身としては、対処法はケースバイケースだなと実感しています。私の場合は子熊3頭+親熊1頭で、子熊が散らばって逃げって行ったけれど親熊がこちらに向かってきて、2,3mの至近距離でにらみ合いとなりました。後ずさりをしたところ、より接近してきたため身動きできない状況でした。1分弱で熊がいったん引き返したので助かりました。20mほど離れてからも、私の少しの動きでこちらに向かってくる素振りをするような状況でしたので、離れるのを待つしかありませんでした。今思い返すと、熊の目は小さくてかわいかったなと。今だからそう言えるのですが。
最後に、キノコをよくご存じのようですので、秋になって知らないキノコを見つけたら写真をアップしますので教えてくださいね。もう少しレパートリーを増やしたいなと思っています。
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