伊豆の城山南壁での落石に関する注意喚起です。
南壁上部には二間バンドエリアというクライミングエリアもあり、また自然落などで基部にはしばしば落石が落ちてきます。こうした状況は皆さん知っておられてヘルメット着用が当たり前となっています。しかしヘルメットを着用していても大怪我を免れないほど大きな落石もありますので、十分注意した方が良いです(覚悟を持って)。
音もなく落石が落下してくることもあり、注意のしようが無いことがあります。ここ1カ月で何度も落石を目の当たりにしていますが、落ちる場所は壁から2mほど離れた位置が多いようです。ちょうどビレーしたくなるあたり。できるだけ壁直近、あるいは壁からできるだけ離れた位置にいた方が無難です。用事がなければハング下にいた方が安全です。
偶然かもしれませんが、ここ最近は特に落石を見ることが多く、今回危うく私が事故になりかけました。今後はビレーなどの場合を除き、基部広場での休憩は避けハング下などに避難しておくことに決めました。トラウマで当分南壁は無しか。。。
ここ最近になって二間バンドやチューブロックでのホールド剥落の知らせが増えている気がします。
この寒暖差か激しかったりすることも原因の一つかもしれませんが、そもそも岩質からして脆いのですので、落石は無くなりませんね。
二間バンドでトライしてて思ったのは、派手に落とすのが、南壁から上がってきた初心者連れが多いってことですかね。それで彼らは上に抜けてしまうので、残った僕らが落としたみたいになってる状況が多々ありました。
皆で気をつけていくしかないですね。
城山上部のフリーエリアが開拓される以前に比べ、南壁基部での落石頻度はかなり増えたと感じています。人の立ち入りが増えたことは事実で、南壁上部の二間バンド周辺も浮石だらけですよね。ワイルドボアでも足場の悪いエリアに慣れていないと見えるクライマーも多い。全てのクライマーに気を付けてもらうしか無いですが。
上部エリアは開拓時ツタや泥を落とすかなり大がかりな土木工事を行ったところもあります。毎週のように国分さんや寺田さんが整備されていました。あれから20年ほど経ちますが、日射や風雨の影響で壁に"浮き"が出てきましたかね。壁の登る以上、どうしても危険から逃れることはできないので、お互い"上手く長く"クライミングを続けましょう。
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