風光明媚な瀬戸内海の多島美,精緻なデザインを極める数々の橋を眺めながら,潮風を感じて走ることができるこのコース。瀬戸内の爽快な景色を楽しみに現地へ。広島県は緊急事態宣言中でどこのキャンプ場も閉じられていたが,生口島のサンセットビーチのキャンプ場だけは開いていた。ここを2日間のサイクリングのベースにした。到着時はあまりテントも張られておらず,テントベースのみ確保して1日目の行動をスタートする。
生口島サンセットビーチからは海沿いの国道317号線と多々羅大橋を渡って大三島へ。大三島の「道の駅」多々羅しまなみ公園からは,橋脚の主塔から伸びるワイヤがハープのような多々羅大橋を眺めることができる。サイクリストの聖地碑の前から(写真1)。
大三島橋,伯方・大島大橋と進んだ先には,海辺の道が開ける。村上水軍の拠点能島城跡が,宮窪能島水道の激流の向こうに。日本でも有数の潮流を間近に見てさらに南へ(写真2)。大島の国道317号線は緩いアップダウンが続く長い道。ここを越えるとしまなみ海道最長の来島海峡大橋を渡って四国の地に辿り着く。今治市のサイクリングターミナル糸山で小休止をとって引き返す。来島海峡大橋の辺りは石鎚の峰々に背中を押されながらペダルを回した。
1日目の行程は,距離76km,獲得標高は768mを6時間弱で移動。久しぶりにゆったりとチャリを漕いだ。天気がよすぎてうっかり露出させていたふくらはぎが,真っ赤に日焼けしてしまった。「シシャモみたいになってますよ。」と先達に笑われてしまう。帰ってからテントを張って明るい内から消毒開始。心地よい風とサンセットビーチの名に恥じない夕陽を眺めながら酔っ払う(写真3)。当然爆睡。
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