マジカットを使ってきましたが、
何しろうちには軽アイゼンを含めて4足あるため、
全てを手作業でやるのがかねてより苦行だったし、これで1日潰れていました。
そこで、タブーとされているディスクグラインダーでの手入れができないか、
いろいろ調べて検討したところ、
ネットで掲載されているのは大まかに以下の通りでした。
・金属を加熱するから強度が弱くなる
・うまくやれば楽だよ
・マキタのハンディ式コードレスディスクグラインダーが良い
などなど、玉石混交状態で何が正しいのかよくわかりません。
オススメとされるマキタは、モノはいいですが、
ハンディ式コードレスだと1渋澤1樋口くらいととなかなかのお値段。
一方、巷にある刃物屋さんの動画を見ると、
大まかに削るのは据え置き型ディスクグラインダーを使用し、
細かいところは手研ぎというのがほぼ全て。
そして、刃の強度を落とさぬよう、常に水をかけながらやっていました。
その方法を応用できるのではないかと考え、
近所のホームセンターで据え置き型のディスクグラインダー(4,980圓也)を
購入することにしました。
そして、もしミスっても懐にも心にもダメージが少なく済むように、
最初は10本の軽アイゼンでお試し研磨をすると、なかなかいい感じ。
そこで、刃が大きいピッケルやアイスアックスを研磨して
ある程度使い方に慣れてから、
残りのアイゼン(12本2足、アイス用1足)を削ってみました。
詳しくは動画をご覧ください(約2分半)。
結果、なかなか良い出来!1脚で作業時間約8分。
省エネだし、ちまちま水で冷やしながらやればちょうどいい程度に削れました。
削るときのコツは、根元から刃先に向けて万遍なく、
力を入れ過ぎず、転がすように滑らかに動かすこと。
力が入ると削れ方が偏ります。
また、刃の側面(歯を二等辺三角形に見立てたら二つの辺の部分)のみ削ること。
平面を削ると刃が薄くなるため、強度が大きく低下します。
今シーズン、まだまだ装備品を使うので、
シーズンオフになったらまたいろいろと試してみよう。
もっといい削り方が見つかるかも知れません。
(追記)
グラインダーを使用する「業務に従事」する場合、
事業主は労働者に「研削といし取替試運転作業者」の講習を受けさせる義務があるそうです。
私のようにDIYでやる場合はその限りではない(そうでなければホームセンターでグラインダーや砥石を売っている道理がない)そうですが、
安全に作業するために受講しても良いかもしれませんね。
アドバイスありがとうございます!
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