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悪天候だったのか、体力や装備に難があったのかなど、ついニュース記事をザッピングして調べてしまう。批判的精神ではなく、なにか必然性がないと自分の中で不安に苛まれるからだ。自分は違う、安全だと思い込みたいがためだ。そして今のところなんら必然的要素は見つかっていない。
思い返せば昔は大キレットを嬉々として越えていた。切れ落ちた崖はスリルの対象であり、恐怖ではなかった。そこにはリスクを冒すだけの好奇心や野心があった。
それがいつからだろう、岩場が以前より怖い。家族ができて子供が生まれてもしばらくは、自分が死んでも自分の遺伝子は残るから無問題とばかりに不安を感じることはなかった。
しかし最近はまだまだ子供たちに教えること、伝えたいことがあると痛切に感じる。気づけば自分の中で自分の命が以前より重くなっている。それが岩場でミリ単位、コンマ1秒のムーブメントの違いを生みつつある気がする。
娘の結婚式に出席するくらいなら死んでやると豪語している私だが、娘はまだ保育園、時間はたっぷりある。安全登山を今一度徹底しよう。
亡くなられた方のご冥福を心からお祈りすると共に、自分への戒めとして心と向き合った文章をここに記す。
(そしてこんな日記を書いておけば落ちないんじゃないかなという願掛けも兼ねている😅)
経験が足りないメンバーをパーティ登山で先導する時なんかもそうですが、どんな荷物より命ほど重たい荷物はないな、と思います。私なんかは独身なので身軽なものですが、やはりパーティの命のある程度を預かってると思うと慎重にならざるを得ないものがあります。
お互い、無事に下山しましょう^^
コメントありがとうございます!
自分がリーダーとして引率されるのはさぞ緊張されることでしょう。自分のことだけでも山では精一杯になることもあるのに、他人をコントロールは難しい💦特に撤退の判断はいろんな感情が渦巻くので大変ですね....
無事登頂のレコ拝見するのを楽しみにしてます!
私も登山を始めた頃に比べ、岩場など計画段階で怖い気がするから止めようと思うようになりました。臆病になったというより、正しく怖さを感じられるようになったのかなと思います。
リスク高いルートで太く短く生きるより、ケガ病気なく細く長く生きて登山を楽しめるルートがいいなと思いながら今はルートを選んでいます。
かわいい娘さんと人生を楽しむためにもちょうどよく怖さを感じてないとですね^^
コメントありがとうございます!
ほんと細く長く、怪我もせず継続的に楽しむ方が人生は有意義なのではと思い始めてます💦
そしてしばらくアグレッシブな登山はこれでやめようかなぁと思うほどにビビってます😅
気をつけて行ってきます!!
縁があって、亡くなられた方と何度か山行を共にした事があります。
未熟な登山者ではありません。
向こう見ずな登山者でもありません。
いつも控えめに、実直そうに微笑んでいるような人でした。
今回の事故の詳細は聞いておりませんが、(というか、知りたくない気分)
何かしら、ほんの一瞬のケアレスミスがあったのでしょう。
今回は剣のヨコバイでの事故でしたが、転倒ー滑落ー大事故の可能性は岩場だけでなく何気ない普通の山道にも多々あります。
おっしゃるように、『安全登山』を改めて意識しようと思った今回の事故でした。
コメントありがとうございます。
お知り合いの方を亡くされたとは...😓
お悔やみ申し上げます。
お名前から少し検索した際に、素人などではないことは容易に推察できました。
また誠実かつ謙虚な方の印象でしたがその通りだったのですね。
今回のニュースは自分としても衝撃で、なぜ剱岳に登りたいのか理性ではもう分からなくなりつつあります。
心の赴くままに向かいますが、たとえ恐れ慄き眺めるだけで帰ってくるとしても、また自分の山と人生を見つめ直す大きな収穫となりそうです。
最大限の注意をはらいつつ、行ってきます!
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