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仕事に悩む主人公が山を始め、偏屈な同僚をきっかけにバリルートに興味を持ち、満身創痍の後にバリ山行に惹かれてゆくストーリー。
皆が行く道ではなく、あえて踏み外して孤独な道なき道をゆく姿が仕事のあり方や生き方へのオマージュになっている。
奇しくも私も仕事に頭を悩ます日々。10月から管理職になった。まったくめでたくない😑これまで出世拒否してきたのに新しく来た上司が認識薄く、良かれとアサインされてしまった。やりたい仕事が減り、年収が減り、責任とストレスだけが増える...なにかの罰ゲームか!?💢
偉くなってゆく同期を羨む気持ちが無くはない。一旦は下がる年収もさらに上位職になればJカーブで上がっていくだろう。
だが果たしてそれは幸福だろうか。
週末の山行が少なくなり、身体を鍛える時間がなくなり、好きでやってる登山関連の社内副業もできなくなる。
ということで、半年後の降格を申し出た次第。
出世を拒み、本社勤務を拒み、筋が通らぬ事については年齢も役職もお構い無しに噛みつき、登山関連の副業を全力でやりつつ、自部署の営業成績をあげて、趣味も兼ねて生成AIや自動化スクリプトを業務効率化に取り入れて...
気づけばすでに真っ当な道から逸脱しつつあったのだ。いまさら旧態依然とした正規ルートを歩けと言われても白けるばかりである😕
多くのサラリーマンが殺到する直登ルートに背を向けて、足跡の少ない斜めな方向に踏み出した。どこかで滑落するかもしれないし、意外な眺望に出会えるかもしれない。何が正解かは分からない。
バリ山行の中にもこんなセリフがある、
「間違いないものってさ、目の前の崖の手掛かりとか足掛かり、もうそれだけ」
一手一足ミスれば即死の岩場で、クラックにかけた指の感触は命の手触りそのもの。
息も絶え絶え登った山頂でご来光を浴び、黄金の朝を迎える瞬間は永遠。
氷に蹴り込んだアイゼンの前爪に、残りの人生すべてを賭けた一歩は愚かにして偉大。
これからも金曜の夜に「俺、また週明けに生きてオフィスに出社できるかな...」とふと不安になる日々が続くだろう。
月曜の朝に「クソたいぎぃのぉ!」と言いながら渋々やる仕事に一抹の幸せを感じるだろう。
他人より遅くても、他人と異なっても、自分なりの三点確保で生きてゆく。
※管理職全般を否定する意図はございません。部下の成長や役職の高みによってまた違った景色も拝めるでしょう。しかし当方の部署では偉くなるほどエラい目にあう構図でして...管理職への憧れやマネジメントの魅力が醸成されない組織自体が問題ですね。
お初にお目にかかります。
管理職ならではの職責は、時に頭に十円禿(重縁禿と表記したい所)をつくります。35年前の私がそうでした。
25年前に個人事業主となってからは休暇など無くなり、睡眠時間も激減しました。
それでも嬉しいのは十円禿が無くなったこと。
ついでに定年も無くなり、アノ世に召されるまで山や自然と関わり続けられることに感謝の今日この頃です。
こんな生き方もあります。
駄文ご容赦下さい。
コメントありがとうございます。
十円禿はツラいですね...
個人事業主はサラリーマンより遥かに大変かと思いますが、だとしても「嬉しいのは十円禿がなくなったこと」と言われる部分からもいかにストレスフルだったか推察いたします😭
どんなに優れて素晴らしい内容でも、健康を犠牲にしていい仕事はないと思っているので、心身ともに健康であることを優先します😓
山も人生もどんなバリルートでも鍛え上げた心と体さえあれば踏破できると信じてます(`・∀・´)まぁ、死んだらそれまで、とゆーことでw
仕事とゴルフとビール以外に何もない諸先輩方のようにはなるまいと心に誓っておりまするww🫡
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