充電能力向上のためリチウム蓄電池(LiFePO4バッテリー)にアクティブバランサを導入しました。SmartBMSにもパッシブ型のバランサ機能はあるのですが、「パッシブ」故に閾値を超えた電圧が高いセルで熱に変えて電力消費することで電圧を下げるという仕組みなのです。消費する電流は最大20mAのためほとんど効果はありません。おまけ程度の機能と思われます。
対して、今回導入のアクティブ型のバランサは、閾値を超えた電圧が高いセルの電力を他の電圧が低いセルに配分するという仕組みです。なので理論上は発熱はせず、パッシブ型のように蓄電エネルギーのロスが発生しません。バランス電流は最大10Aです。
⇒前回記事:「車庫屋根ソーラー発電システム44(310Wパネル増設)」
⇒関連記事:「車庫屋根ソーラー発電システム40(不良セル交換)節電要請対応」
・2022年6月27日 AliExpless出品店舗QUCCに発注
3,358円、為替・送料(AliExpress Standard Shipping)込 ※支払いはPayPalを使用しました。
・2022年7月5日 ヤマト運輸で着荷 ※日本までどう来たかは不明
以下は今のHPですが、価格改定か為替影響なのか若干価格上がっています。
(写真は記事最下部URL参照)
参考でHP記載の説明書きをコピペします。説明書などは同梱されていないのでここから使い方を読み取るしかありません。AliExpress上で日本語にすると変な翻訳になるので英語でコピペします。これをGoogle翻訳にコピペした方が読みやすい日本語になります。
Note * unplug the port before connecting the cable. After connecting, test whether there is a connection error. The wrong connection will immediately blow the fuse and seriously damage the chip.
features:
・・・
Warm tips:
・・・
配線が付属していましたが使いませんでした。
(写真は記事最下部URL参照)
簡単に開けられるので、開けてみました。トロイダルコイルでエネルギーを他のセルに移動する仕組みのようです。アクティブとしては、なるほどの方式です。
(写真は記事最下部URL参照)
こちらは裏側。SMT以外のはんだ付けは手作り感あります。
(写真は記事最下部URL参照)
アクティブバランサ接続前のLiFePO4バッテリー。
(写真は記事最下部URL参照)
アクティブバランサ接続後のLiFePO4バッテリー。レンチを使って端子をボルトに固定するのですが、レンチを落としたら大惨事になる可能性があるので緊張の作業でした。
(写真は記事最下部URL参照)
同時に充放電コントローラの「ブースト電圧」を上げました。
(写真は記事最下部URL参照)
アクティブバランサ接続前のセル電圧の推移(四角箱内)。ブースト電圧を低くしているのですが、満充電以降一部のセルが電圧暴走する時間が長く続きます。
(写真は記事最下部URL参照)
アクティブバランサ接続後のセル電圧の推移(四角箱内)。ブースト電圧を上げたのですが、満充電以降一部のセルが電圧暴走する時間が短くなっています。
(写真は記事最下部URL参照)
アクティブバランサ接続後の24Vシステム構成。
(写真は記事最下部URL参照)
https://www.haseatskier.com/archives/33957816.html
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