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目的は期間限定で展示されているオオサンショウウオの赤ちゃんを見に行くためです。
訪れるきっかけとなったのは、下の娘が春休みの頃、学校の生物の先生の計らいで特別天然記念物のオオサンショウウオの調査採取に同行させて貰える事となり、2日間、岐阜県内の某所にて専門家や他校の生徒などと調査採取をさせて頂くとゆう貴重な体験をさせて頂きました。
特別天然記念物となると普通は触ることも許されない代物で、ましてや捕獲となると許可が無ければ逮捕案件になりますので中々と無い経験です。
調査目的は在来種と中国産のサンショウウオとの交雑種がどれくらいいるかの調査だったようです。
娘は夜行性のサンショウウオが活動する夕方からヘッドライト、ヴェイダーを履いて経験者に教えてもらいながら捜索。
そのうち何処からか来たのか沢山の関係者が集まりだして何匹も捕獲出来たようです。
娘も40センチくらいのオオサンショウウオをタモで捕獲させて貰ったりデータの入ったチップを注射器のような物で体内に埋め込む作業などさせて頂いたようでした。
実際捕獲できたオオサンショウウオは見る人が見れば交雑種と直ぐに解るようでした。
その中で幼魚も捕獲できたので、その個体をアクアトトに持ち込んでDNA鑑定をしたようでした。
写真はその時撮れた幼魚になります。
採集したオオサンショウウオの幼魚はアクアトト岐阜で期間限定で展示してあるようで私も娘や嫁さんに話を聞いて興味が湧いたので一緒に見に行って来ました。
この幼魚のDNA鑑定の結果は残念ながら交雑種だったようで、かなりの交雑種がいる事を明らかにするものでした。
オオサンショウウオに限らず、過去から日本国内にもペットや食用などで持ち込まれた生き物が何らかの原因で野に放たれて近親の種の間で交配が進んだり、日本の環境に適用して種を繋いでいます。
私も何年前になりますが、京都で採集したオオクワガタの幼虫を育てて成虫までもっていくと、その中に明らかに国産のオオクワガタと違った特徴をもつ個体が出てきた事がありました。
恐らくは中国産のオオクワガタとの交配種だと思われました。
持ち込まれた理由や時期は様々ですが、何れにせよ人の手によって、本来そこには居る筈のない生き物が生息して根付き、それは私達が気がつかない内にどんとんと進行して広がっていきます。
最近は人間社会にも当てはまりそうな事が起きていて、外国人に乗っ取られそうな気配もあり日本が日本で無くなってしまわないかと少し考えてしまいます。
既に取り返しの付かない時点まで来ている事案も沢山あり将来的に純国産が無くなってしまいそうで心配です。
少し複雑ですが長い目で見てゆくと人為的な物も含めて進化の過程と片付けられる様になってしまうのでしょうか?
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