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(画像は2008.7月の北岳のお花たち)
西東京バスは、行楽シーズンにおける一般車渋滞による遅延拡大を防ぐためとして、8月1日〜31日の間、登山口である日原鍾乳洞までのバスの運行を取り止めています。マイカーを使わない者は歩けということで、距離は1.5km、徒歩20分です。
北岳方面へのアクセス道路である林道南アルプス線の南アルプスマイカー規制はの本旨は、いったん大量の一般車を林道に入れてしまうと登る車、下る車がすれ違うことができず、いわんやマイカーを持たない人(とんでもない渋滞になることが予測できる人)が乗車するバス・タクシーの運行が不可能になるので、その解決策として芦安に広大な駐車場を設け、人を置き、混雑・混乱を避けようとするもの、と考えるのが妥当だと思うのです。
タクシーの運転手がタバコを吸っていたとか、バスの乗務員の説明がどうのかと言うのは無理筋の話で、マイカー規制とは何の関係もないことであり、弱い立場の者いじめとしか受け取られかねません。
登山シーズン・行楽シーズンの林道に一般車を入れたらどういうことになるかは、ほんの少しの想像するだけで理解できるのではないでしょうか。現場業務の従事者はこの種の難癖(「クレームとカタカナを使うとニュアンスが弱まるか)に飽き飽きしているのかもしれません。
タワ尾根を下りて日原鍾乳洞から乗車しようと思ったのですが、バス停での掲示を見て予定のバスに乗れなかった私は、環境保護が喧伝される世相にあっては、バスの運行が優先されるべきだろうと強く思ったのでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5787444.html
私の場合、マイカー規制の協力金支払いを拒否して芦安〜広河原の間の20.5kmを4時間かけて歩くか、300円を払うかの選択を問われると、当然、マイカーを規制してバス・タクシーに乗車させて下さいとお願いするでしょうね。
例えば北岳に登るのにマイカー規制協力金が不要なバリエーション豊かなコース取りが考えられるので、北岳登山がストレスのない楽しいものになるのかもしれません。
コメントありがとうございます。
2度ほど中国の黄山を登りましたが、今年の入山料は4600円です。
ゲートで入山料のことでもめている人はいませんでした。
マイカー規制協力金に異議を唱えること自体はいいのですが、規制は交通事業者が儲かる仕組みで行ったものでもなく、規制そのものは道路交通法に基づいて警察(公安委員会)がその権限で行っているものですから、働いている現場の人を困らせるようなことがあってはいけませんね。
マイカーを規制する目的であれば芦安や奈良田の駐車場を有料にして、そこから管理費用を出せばば良い気がします。
また、マイカーを規制した事によりバスやタクシーは利益が上がっているはずだから、規制する為の費用はバス会社やタクシー会社が負担すべきという考えもあるでしょう。
その辺りの所は曖昧で「なんでも取れる所から取る」というのが根底にあるのが透けて見える気が・・・
「マイカー規制」という言葉が、アクセスにマイカーを使用しない人の不興をかっているのでしょう。協力金の本質は、toradangoさんがこの日記のコメントに書いてくださっているように、登山者等の行楽客を安全かつ円滑に輸送させることであり、マイカーを使うかバス・タクシーを使うかというより、総合的に考えた上での管理策と考えた方が分かりやすいでしょうね。
バス会社もタクシー会社もこの事業費を支出しており、事業費の多くは県や市・町が分担していて、協力費が占める割合は多くありませんから、協力費をやめて駐車料金として徴収するなどするとそれはそれで騒ぎが大きくなるでしょう。
マイカー規制の協力金制度が始まって歴史もあり、徴収に一定の納得は得られているものと思います。
「環境保全」の意味に自然環境とともに交通安全環境という意味合いが含まれていることは、自治体の事業レビューにも記されています。
山梨交通は営利企業だから儲かっているだろうと思っておられる方もいらっしゃるでしょうが、相当の赤字を計上しているので、電気バスや燃料電池バスの導入は夢また夢の話だと思います。国産のEVバスは1台7,000万円程度ですから、数億円の投資は無理な話であり、受益者が(車両購入費として)負担するとなると1人10、000円として10万人の利用でペイできますが、実現可能性はどうなんでしょう?
協力金がなければいいというのは誰しもの本音かもしれませんが、一定程度の受益者負担は仕方のないことかと思います。
EVバスや燃料電池バスの実現可能性は、大量生産されて車両価格が低減するか、公的な補助金をもらうかしないと、どこのバス会社も難しいのは確かです。このまましばらくマイカー規制協力金(車利用者にとっては結果的に環境保全協力金、公共交通機関利用者にとっては交通安全環境保全協力金)で行くか、次のフェーズに進むのかは、現場の関係者の方々の判断もあるでしょう。
コメントをありがとうございます。
広河原往復のバスは主に登山者のために運行されているものですから、約5か月間のために多額な投資をすることは、無駄遣いとなるでしょうね。
一般的に登山者(私)は地元にそれほどのお金を落としませんから、マイカー規制協力金が季節的なものとはいえ雇用の場を生んでいると考えると、丸く収まるような気がします。
山梨県が考えている富士山五合目までの登山電車の整備費用1400億円の一部でも良いから、県内バス事業者への車両更新費用に充てられないものかと思います。
こんにちは。
コメントをお寄せいただきありがとうございます。
これまで富士山には全く興味が湧かなかったこともあり、富士山のLRT構想は全く知りませんでした。
200人乗り車両を4両連結し1便で800人程度を運ぶという(2019年産経ニュース)ことですが、そんなに人を入れてしまっていいものでしょうか。
どこが事業主体になるのか知りませんが、自然を一部企業の儲けの対象にはしてもらいたくないですね。
おっしゃられるようにEVバスを導入できるようにすればいいことで、ハコモノの時代はとうに過ぎ去ったと思うのですが、元国会議員の知事さんにはまだまだ野望があるのかもしれません。
マイカー規制前に広河原に何度も入ったことがある旧世代の人間としては、マイカー規制は当然の流れだと思いました。
広河原の駐車スペースはそれほど広いわけでなく、毎週末とも駐車場に入りきらなかったマイカーが林道路側に長〜い縦列駐車をして車のすれ違いは不可能でしたし、林道の狭いカーブにまで駐車されてバスが曲がれない事態まで発生して大混乱でした。
コメントをいただきありがとうございます。
私も1度だけ、規制がない時に広河原までマイカーで行ったことがあります。
深夜の通行でしたが、狭くて長いトンネルで対向車が来たらと思うと気が気でありませんでした。
世の中、規制の類が少なければいいとは思うものも、芦安に駐車する車の数を見ると南アルプススーパー林道に規制がなければ、マイカーどころかバスも身動きがとれませんね。
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