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7月13日のNHKラジオ番組「石丸謙二郎の山カフェ」は、国立公園指定を受けての日高山脈の特集だったので、いつにもましてこの番組を興味を持って聞いたのです。
https://www.nhk.jp/p/yamacafe/rs/R84PG2X5PW/blog/bl/pA9w09kBa1/bp/p4jDL8pRwJ/
(聞き逃し:放送から1週間、8時台の放送で)
日高山脈の登山は、ペテガリ岳東尾根コース、ペテガリ岳〜コイカクシュサツナイ岳、カムイエクウチカウシ山の非常に困難な縦走路の走破とともに、さらに困難を極めるエサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山での自分の登山の集大成と言える困難な登山を4回成し遂げて、ようやく日高の山に登りましたと言えるものと思いました。
自分としては、幌尻岳に登りましたとかカムイエクウチカウシ山に登りましたと言っただけの登山では全く日高の山を登ったという苦しくも充実した満足感は得られないと(勝手に)決めつけていたのでした。
そのように頑なに岩稜の尾根の縦走を志したきっかけは、日高山脈の中でもとてつもなく厳しい登山環境にある縦走路を歩くことに加え、岩稜帯に咲くカムイビランジの生息地を、すべて見てみたいということも動機の一つでした。
https://yamatabi-hanatabi.com/shilene-hidaka-alpine.html
今日、13日の山カフェでは、私(老少年)のそのような思いを、4度にわたるエサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山縦走での情景を含めて紹介していただきました。
塩見岳は間ノ岳から、ニペソツ山は北面から見ないと、その本当の美しい姿を拝むことはできません。同様に、カムイエクウチカウシ山もエサオマントッタベツ岳から見ない限り、その雄姿を拝むことはできません。(画像2)
放送ではエサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山縦走で出会った人は毎回1人だけとされていましたが、実際は4回の縦走で稜線で出会ったひとは「0」人です。一方、ヒグマはいつもそばにいるが如く、見かける・遭遇するのは当たり前の環境でした。
カムイエクウチカウシ山が見渡せる岩稜帯の切り立った岩の隙間に咲くカムイビランジは、それまでに見たカムイビランジの中でも特に美しく、その花から生きる勇気、縦走を完遂させる勇気と気概をもらったのでした。
(画像1)カムイエクウチカウシ山と奥にピラミッド峰(ピラミッド峰の先に花あり)
(画像2)エサオマントッタベツ岳からカムイエクウチカウシ山に向かう途次の花
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