![]() |
25km部門に息子(7歳)と出場しました。
僕の息子は、1か月前、お風呂で、
「どうせ完走なんかできるわけないんだ」
と悔し涙を流していました。
練習の時も、
一度こけるといじけて
なかなか立ち上がりませんでした。
休日に一緒に練習しようと誘っても、
全くのって来ませんでした。
でも、
当日は一度も泣き事を言いませんでした。
きっと最年少参加者だったと思います。
前半はずっと最後尾でした。
前半1kmで早くも
同じレースに参加している人の姿が、
前に見えなくなりました。
とっても孤独だったことでしょう。
何度も何度もこけましたが、
その度に、ちゃんと自分の力で立ち上がり、
前へ進み続けました。
口を開くと
「あと何km?あと何km?」
と前へ進み続けました。
残り10kmになると、
休憩する時間も惜しんで、
前へ進みました。
気温は-15℃。
雪が横殴りに吹きつけ、
向かい風も強く、
大人でもリタイアする人が出るほど、
危険な天候でした。
伴走していた僕も、
両手の親指が凍傷になってしまいました。
それでも、7歳の小さな体で、
初めてのクロスカントリーにも関わらず、
25kmを完走したのです。
僕はなまじっか、持久力には自信があったので、
子供のペースで伴走し続けることに、
もっと不快感を感じるのではないかと思っていました。
でもフルマラソンを1人で走りきった時よりも
よっぽど感動しました。
ゴール地点で一緒にレースに出場した
上級生のみんなと親御さん達が駆け寄ってきてくれた時、
思わず泣いてしまいました。
誰かが何かをやり遂げるのを
一生懸命サポートすることが、
こんなに自分の心を強く揺さぶるものなんだって、
息子に教えてもらいました。
うちの息子、すげぇわ!
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する