![]() |
芳野満彦さんをして、
「吾が薫陶の書」「一人の人間の生き様を狂わした書物」と
言わしめたのが本書。
とにかく、挿絵が秀逸です。素敵すぎです。
原画があれば部屋にでーんと飾りたい。
本職のデザイナーさんだっただけあって、
やたらめったらとてもかっこよいのです。
日本の各地方の猟師の山での技術にただならぬ愛情を注いでいたり、
大地堂先生と自分で山道具を作っている山仲間に敬意を表していたり、
焚き火を囲んでするようなミステリアスな話を挟んでみたり、
岸壁の散文があったり、山的なものへの愛に溢れています。
今まで読んだ山のエッセイ集の中で最も味わいぶかい素敵な本でした。
古本屋によってはかなりいい値段がついているのも良く分かります。
これも山好きの父親に譲ってもらった本。感謝感謝。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する