長年住んだ一戸建てを手放し、賃貸アパート暮らしをすることになりました。
引っ越し先もほぼ決めて、今は片付けを始めたところです。
元々古い中古住宅を購入し、自分でコツコツ改修・補修しながら住んでいたのですが、いろんなところに不具合が発生してきました。
自分で直せるならやるのですが、雨漏りや風呂等の水回りは素人では難しく、あきらめて放置していました。
そしてもうひとつ、大きな理由があります。
住んでいる町内会の班長をオリンピック年毎にやらねばならないのと、その行事が班長の年でなくてもかなり多く、出席出来ないと影口を言われ、毎月開催される班長会後の飲み会を半分くらい断っていたら、しまいには近所の数軒に挨拶をしても無視されるようになりました。
山に入るときは翌日2:00〜3:00に出発することもあり、前日夜に飲んだら棒に振るのは目に見えてわかります。
それでも始まって1時間はお付き合いすることも多かったのですが、強引ともいえる引き留めに合いますし、まぁそれでも帰るのですが、引き留められて言い訳すること自体がうんざりでした。
近所は定年退職した方々ばかり、そりゃあ時間がおありでしょう。
対するワタクシはブラックな建設業界現役、土曜日と祭日は普通に現場稼働、図面書きとはいえ毎回休むわけにもいきません。
そしてやはり、夏のオンシーズンには山にも入りたい。
7月などは山へ行くのにとても良い月ですよね。
でもその月は町内の祭りがあり、少なくとも準備・本番・後片付けと休日を3日つぶすことになります。
その他にも雪割草の良い頃には町内のごみ拾いと融雪配管の点検整備、紅葉シーズンには町内運動会と町内対抗ソフトボール、何度目かの草刈り。
それにお天気とのタイミングもありますし、バカ正直に町内行事皆勤賞していればほとんど山へ行けない年になってしまう可能性も十分考えられます。
他の班では世帯数の関係で10年〜15年は回ってこない班長が、ワタクシのところだけ4年に一度というのはさすがにガマンならず、相談してもなしのつぶてですので、ようやく決断した次第です。
一戸建てから賃貸アパートというのは手狭になるのは当然なので、この機会に思いっ切り断捨離しています。
しかし少しずつ増やしてきた山道具は愛着のあるものも多く、こればっかりは捨てられないものがほとんどです。
引っ越し先でなんとかうまく収納出来ればいいなぁと思っています。
少し前の日本は経済的にも精神的にも豊かな時代と言えたと思います。
身を粉にして働き、日本を当時世界第2位の経済大国に築き上げた昭和中期の世代の方々は本当に尊敬に値します。
古き良き時代、近隣とのお付き合いも家族的な関係であったと聞きますし、町内会活動も盛んで、皆楽しんで参加していたのでしょう。今のように多様な娯楽が選択出来ることもなかった、というのもあるかと思います。
でも今の日本、余裕ありませんよね。
朝早くから夜遅くまで働いて、平均年収は420万円前後。
にもかかわらず、あらゆる税金・医療費等は上がるばかり。
踏み外せば二度と社会復帰出来ない監視社会、一度の失敗で将来を断たれる緊張の社会構造の中で、やっとゆっくり過ごせる休日、好きなことをして過ごせる休日も平日で追いつかない仕事にとられたり、こういった町内行事で失なわれていきます。
時代、だと思うんですよね。
今はそんな余裕ある時代じゃない。
昔のように、日本に力があって、挑戦的で、意欲的な時代ではない。
自分の生活や大切なものを守るために皆必死に生きています。
町内行事は伝統で、守っていかねばならない、その「建前」は良くわかるし、出来れば協力はしたいのです。事実、初期の頃は積極的に参加運営していました。
でも時間が経って社会的責任が変わってくれば、出来ること、出来ないことのキャパが人それぞれ多様になってきます。
それを許容する余裕のない時代であるのなら、逃げ出すしかありません。
もちろん、出来る人はやればいい。
そう、ワタクシ逃げました。
それで今より暮らし易くなるのなら、逃げるべきだ、と。
家を購入するのに最も重要なのは、立地・間取り・価格・広さではないということが身にしみた戸建て生活でありました。
※写真は数年前、家のまん前に特養が建つ前の野原だった土地に住み着いた雄のキジ
SM さん
こんばんは。(^-^)/
今は気楽な賃貸ですが
だいぶ前に戸建に住んでいました。
SM さん程ではありませんけど
色々なしがらみがありました。
時代が変われば
人の気持ちも変わるんですよね。
自分が窮屈に感じたり
違和感を覚えるならば
変化のチャンスと捉えます。
関東圏から富山の南砺市にIターンして
親から引き継いだ接客業を辞め
きこりになった友人がいましたが
住んでいる自治体の行事や
人間関係のしがらみに嘆いていました。
今はどうしているかなぁ?
“今より暮らし易くなるのなら、
逃げるべきだ”
これ大賛成!!\(^-^)/
そういう決断は大事だと思いますよ!
あら、sionさんお久しぶりです!
田舎の近所付き合いって必要性を感じないTwitterみたいですよ。
即ち「人とつながる意味がわからない」
世の中には人とお付き合いするのが苦手な人、たくさんいますし、
ちょっと本音を言ったことですぐ「〜さんはこないだこんなことを…」って。
「あそこの娘はこないだあそこ歩いてた」とか
「誰それの息子は今あそこに就職して辞めた」とか
そういう不必要な情報はもうたくさんでしたしね。
角田山のおじさんじゃないですけど、戦っても無駄な労力ですし、
それなら静かに「逃げる」方が利口かなって思いました。
sionさんの賛成はとても嬉しいですo(´ω`o)
『変化のチャンス』
なるほど、そう考えれば良いなぁ(´_`)
どうしても「逃げる」というイメージがあるから、後ろめたい気に
なってました。
どうもありがとうございます!楽になった気分です(´_`)
SMさま こんばんは(^_-)-☆
切なーい日記じゃないですか。
生まれ育った「まち」から、今はやや牧歌的なところに住んでます。
まあ、違います。
人間関係、町内会の当番、地区の掃除なんかうっかり忘れると悪く言われますし。
初めは違和感ありまくり。
お隣のご老人が班長になった時「不安なので助けてください」と正直に言われ、
少しですがお手伝いをしました。
それ以来、なんとなく「大丈夫かな」と気遣っていますが、牧歌地域では
こういう人間関係を大切にしているんですね。
「まち」に一人住む母も近所から気遣われて何とかやっているようです。
自分に合わない・・と思ったら適度に距離を保つのが「平成流」
昭和のようなお付き合いは、もう無理でしょう。
そこをお互い気付けずにいて「まあ、人付き合いほどほどでいいんじゃない」
にならないとると辛いですね。
こんばんはkibakoさま。
これに尽きると思います、
『昭和のようなお付き合いは、もう無理でしょう。』
お隣の婆さんが昨年亡くなりましたが、
「お宅の庇の雪がうちの敷地にはみ出してきたから、
全部お宅の方に戻して」
「風でゴミが飛んできたから、拾いにきて」
そんなことを言う人でした。
屈辱でしたが、だまって言うことを聞いていましたよ。
そのくせ、自分とこの屋根から雪が落ちてうちの屋根に直撃し、
瓦を割っても「証拠はあるの?」と言い放ちましたよ(°_°;)
雪なんかお互い様なのに。
「自分でデカいこと言ったからにはうちの瓦も直せよてめぇ!」
と怒ったんですが、直さないうちに逝ってしまいました。
もうね、人が疲弊してるのか何なのか、とにかく誰かを
貶めないと気が済まない人が増えてますよ。
イヤな時代です。
SMさん、ご無沙汰しています。
せっかく買った戸建てを手放すというのは、それなりの決断であったと思います。
でもまあね、そうと決まれば清々しいじゃありませんか。
もしワタシが同じ境遇であったなら…
嫌われようが無視されようが、偏屈おやじ扱いされつつもとことん居座るという選択肢もあったかもしれませんが、お住まいに特別な思い入れがないのであれば、同じ判断をしていたと思います。
そんな付き合いはまっぴらごめんです。
ワタシが住んでる地域にも当然自治会があって、オリンピックイヤーとは言わないまでも、五年に一度は半年任期の組長が回ってきます。
ただ幸いなことに、やらなければいけないことは月に一度の組長会議出席と、自治会費徴収と回覧板を回すことくらいです。(賃貸にお住まいの方々は自治会にも入らない方が多いようです)
行事や飲み会は、昔からこの地域に住んでおられるいわゆる原住民の方々が中心となって仕切っておられます。
どこから越してきたかもわからない新参者は最初から仲間に入れてもらえないのです。
出来ればそういった付き合いは避けたい口ですし、必要最低限の義理を果たせればと思っていましたので、ビミョーなWin-Winの関係を保てているようです。
地域に暮らすものとして最低限の務めは果たすべきですが、どーでもいい飲み会など決して強要すべきではありません。
しがらみから逃れて、新しい生活・新しい山ライフが待っていますね!
ご満喫あれ〜♪
renさん!お久しぶりな気がします、お元気でしたでしょうか(・ω・)?
今の戸建てに思い入れがないわけではないのですが、思い入れのために
日々の不愉快な物事をガマンするのはナンセンス、という判断です。
renさんの自治会のような内容でしたらそれほど苦もなく継続出来そうな
気がしますね。半年任期というのがまた宜しいですなぁ。
ワタクシ別に町内会長になりたいわけでも市議会議員になりたいわけでもないので、「それじゃあ町内はよくならんよ」と言われてもピンとこないんですよね。
良くならなくても問題ないですし、そもそも現状維持で何の問題もないわけで。
温度差といいますか、ここに住んでいるのは近隣と触れ合うためでもないので、ゴミ集積場所の管理とか最低限の義務の順番以外はぶっちゃけ「ほっといてくれませんか」ってところです。
希薄な近所付き合いがたまにマスコミで問題扱いされますし、防犯・防災上はないよりあったほうが良いのはその通りでしょう。
しかし一方でプライベートタイムを大幅に犠牲にしてまで献身的になるのはちょっとガマン出来ませんでした(´_`;)
これから何のしがらみもなく、後ろめたさも感じることなく、山に入れることの嬉しさといったら(´_`)
オヤジが死んでから、一戸建ては「銭食い虫だ」と実感しました(笑)。先ずは税金、こんなに取られるのか、が実感でした。数年おきに直せば請求書が来ます。それまでの認識不足を痛感した思い出が有ります(笑)。
もう一つ、思い出。40年前、引っ越しを機会に、数件(片手です)の連絡先を残して、アドレス帳(当時は手書きです)を、捨てた事があります。多少、クレームは有りましたけど、困りもしませんでした(笑)。相当、思い切ったつもりで、気にもしたけど、たいして影響はなかったナ〜。捨てちゃいナ(笑)。
ピンチはチャンス、選択の良し悪しは関係ありません。選択した後、どうするかが問題。子供にしつこく話して聞かせたナ〜(笑)。
確かにお金かかりますねー。
賃貸住んで家賃払うのも惜しくないくらいに。
持ち家だから財産、なんて認識はもうまったくありません。
逆に借金抱えているのと大差ないですね(笑)
アドレス帳、かぁ。
たまに思うんですよ、「探さないでください」系の
失踪者の気持ちわかるなって(´_`;)
年賀状だけの希薄な関係の知り合い、親戚とか。
生活していく上で必要とは思えないし、かえってお荷物…
しかしデータ化されてる住所録、なかなか消去するのも
勇気が必要であります
SM さん、こんにちは。
我が家は、戸建てで割と田舎。でも地元民の居る田舎ではなく、新興住宅地なので入植組がほとんどです。それなりの戸数があるので、地元民と直接付き合うことはありません。
ネットでも同様のこと、よく見かけますよね。田舎暮らしに憧れて、地元民の集落に移り住んで後悔している話し。
面倒なところから抜け出せて良かったのでは。藪山好むようなタイプが、地元の「まつりごと」を楽しむとは思えないし 。
P.S.
東京圏だと戸建ての税金より家賃の方が辛いです。家族で棲むとなると、10万/月では借りられないです。これに駐車料 1万/月以上。安くすると、どんどん不便になります。
こんにちはmisuzuさん。
いやー悩んだんですよ。
メリットデメリットだけで簡単に決められないこともあるし。
misuzuさんの環境は良いですね。
新興住宅地で、『主』的な人間がいなければ、必要最低限の
お付き合いで済むでしょうからねぇ。
うちは古くから地元民がいた所に中古住宅を購入したので、
元々町内の付き合いが濃く、そういう付き合いから距離を置こうとすると
村八分的な扱いをされるような感じです。
地元の祭りや草取り等、別に嫌じゃないんですが、出れないときに
いちいち言い訳するのも面倒だし、そもそも行事が多過ぎて
関東圏で賃貸はたいへんですねぇ。
都会も田舎もメリットデメリットありますが、
どっちが自分に合っているのか、ということを冷静に考えてから
行動するのが大切ですね。
ということで自由の身になりました。
岩行きましょう岩(´_`)
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