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もちろん対策することはとても重要に思うが。
ここに過去17年間と半年分の環境省が発表している『クマ類による人身被害について [速報値]』がある。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/injury-qe.pdf
これをみると確かに長期的に微増はしているようだが、ここ数年では2023年が突出しており、それ以外は激増というレベルには程遠い。
今年は「2023年を上回る勢い」という報道をNHKがしている。
今年は7月末までに48件の被害が起きているが、2023年度は1年で198件であり、どういう根拠であと半年もない期間で4倍増予定なのかご高説を賜りたいところだ。
年別の被害件数をグラフにすると※写真1のようになる。今年も今のところ少ない件数ではないが、過去最高を上回るとは到底思えない。むしろ例年通りと言った方が自然ではないのか。
遠くの熊を見ただけなのに出会った、という人も多いだろうし、そのたびに大騒ぎし、登山道閉鎖などやっていたら、ボクの住む新潟県ではたちまち登る山がなくなってしまう。地元新聞では毎日のようにクマ出没情報が上がっているけど、山の日常は変わりなく多くの人が登っている。もちろん何らかの対策はしているだろうが、戦う準備までしている人はどれくらいいるだろうか(笑)
本当に真剣に考えなければならないのは羆である。
めんどくさいのでボクのレコの感想を一部引用する。
『平成20年度〜令和7年7月末日までの17年と半年で発生件数57件、死亡者数16名であり、襲われると死亡率は28%を超えます。』
万が一襲われれば、命は助かってもひどい状況にはなるのではないか。
ボクは今、人を恐れない熊がいる可能性がある北海道の山に登る気がしません。
対してツキノワグマはどうか。
『発生件数1,565件、死亡者数は28名で死亡率1.8%弱です。』
身体的にひどい負傷になるのはあるけど、襲われた時の死亡率を考えれば、ボク的にはトレードオフが成り立つので、必死に北陸北関東信越辺りの山に登っている。
被害にあう確率は分母が出てこないので統計がないが、航空機墜落事故くらいじゃないかと思っている。助かる確率は羆被害の方が圧倒的に大きい。
ツキノワグマはもっと確率は高そうだが、それは生息地域や個体数の違いもあるので比較にならない。
過去17年と半年の都道府県別の被害件数ランキング表を上げておくので、どれほどの確率で襲われて〇ぬのか、客観的に見ておいた方がいいと思う。
ボクには熊被害が少ない地域の人ほど、過剰に恐れている印象があるが、違っていたらごめんなさい。
ボクは襲われたら宝くじに当たったと思い、運の悪さを呪い、あきらめるしかないと思っている。
でもまあ熊の被害は春の山菜取りと秋のキノコ狩りに集中する傾向にあるので、もしかしたら10月あたりから一気に増えていくのかもしれませんが、とてもNHKが行っているようなペースには感じません。
メディアに踊らされない意識は非常に重要ですね。「自称・熊の専門家」がTVに出るたび、専門家であっても熊ではないので、熊の気持ちは100分の1も理解はできないだろうと思っていました。
(特に羆に対して熊鈴を付けましょうと言っている専門家は懐疑的です。)
全国のデータとは別に、肌間というか体感的なものとして、ここ2〜3年ツキノワグマに遭遇する確率は上がったように感じます。今年は、すでに2頭のクマに遭遇しており、いままでマーキングされていない場所(主に岩場)で爪痕やフンを見かけるようになりました。また所属の猟友会からも今まで滅多に確認されなかった赤城南麓も頻繁に出没しておりますのでという注意喚起もでてきましたので、頭数が増えているとか減っているとかいうより、里へ下りてきている個体が増えたという感じなのかな?って思っていますが実際は分かりませんね。
うちの母親も玉原湿原でクマに襲われてニュースに載ってしまいましたが、あれがヒグマだったら命は無かったでしょうから、同じクマ科動物でもツキノワグマとヒグマは別種ですね・・・
いずれにしても、ブナの凶作となる年は、秋の登山シーズンでは要注意なのかなーって思います。
被害が秋に多くなりそうだとは思っていますが、晩秋に山から遠ざかる人がある程度いるでしょうから、増えたとしても激増はないんじゃないかと思っています。
羆は別物で本当に恐ろしいし、北海道へ行かれる方は対策はしているんでしょうけど、物理的に接触されたらほぼ助からないと思っています。襲われる確率は極度に低いけど、いざ襲われたら28%を超える確率で〇ぬという事実がすごい。
ツキノワグマにはほぼ可能性がないこととして、ヒトを食料として認識されようものなら助かりようがありません。
ここ2〜3年、毎週いろんな山に入っているボクは熊に出会っていませんが、遠方にもよく聞こえるホイッスルを定期的に吹いているだけです。それがいいのかはそれこそ熊じゃないのでわからないのですが、熊糞はすごい量見掛けることもあって、たくさんいるんだなぁと実感しますね。
対策は何かしらした方がいいとは思いますが、絶対防げる方法なんてないですし、そこは覚悟を決めて山に入るしかないと思いますね。
私も気になりましたので、もう少し詳細にデータを拾ってみたところ、SM100Cさんと同じく、報道が過剰反応しているのが実態なのでは?との結論に至り、勝手ながら続編として日記にさせていただきました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/893747-detail-370825
たった今、より詳細なデータを拝見し、何か引っ掛かりが一部取れた感じがしています。
詳細は勝手ながらそちらの日記にて書かせていただこうかと思っています。
コメントありがとうございました!
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