トキソウ自体見たことはあったのですが、やはり地元の新潟県、朱鷺が最期まで生息した新潟県、それも近くの守門岳で見れるというのはとても感銘を受けました。
しかし、守門岳のトキソウは、絶滅寸前でした ―
朱鷺(トキ)
wikiによれば、日本海側、東北地方に多く生息し、ペリカンの仲間であったそうです。
であった、というのは、2003年に捕獲飼育されていた最後の日本産トキが死亡した時点で野生絶滅の状態であったからです。
それ以降、中国から譲渡されたトキによる人工繁殖で、現在百数十羽は放鳥されているようです。
春から夏に濃いピンク色に変わる羽色が日本では朱鷺色と言われている、ともありました。
ごくありふれた鳥であった朱鷺は、その美しい羽色目的として、または食用として乱獲され、あるいは生息域の開発や農薬散布の影響等で激減しました。
絶滅寸前にそれを阻止しようと捕獲され、残念ながら繁殖も成功せず絶滅してしまいました。
人間に利するもの、美しいものを我がものにしようとするのは世の常人の常。
それだけが原因とは言い切れませんが、朱鷺は人の欲望によって絶滅したも同然です。
数が減ってから蝶よ花よと大切にし、もてはやすのも人間ですが、その頃にはもう遅いのです。
日本産朱鷺はもうこの世にいません。
そしてこの朱鷺草(トキソウ)もまた、環境省の準絶滅危惧(NT)に指定され、新潟県では絶滅危惧I類、その他の道府県でも何らかの絶滅危惧指定種となっています。
東京都・山梨県では絶滅、とありました。
栽培目的による乱獲が原因とされています。
ここでも、美しいものを我がものにしたい人間のエゴが、ひとつの種の命を滅ぼそうとしています。
当たり前の話ですが、絶滅してしまえばその種が復活することは未来永劫あり得ません。
人類はその種をもう二度と再び、見ることはないのです。
だから希少種を大切にしましょうとか、そんなことを言いたいわけじゃありません。
希少種だろうがありふれた種であろうが、同じ地球に住む命の重さを、人間は全ての種において等しく普遍的に認識すべきであろうということです。
自分が生きてきた時代に、ひとつでも多くの種を救えるように、ひとつでも多くの種を次世代に残していけるように。
鳥の朱鷺は残念ながら救えませんでしたが、せめて花の朱鷺は未来に残していかねばなりませぬ。
美しいものは、自然にあってこそ美しいのであります。
SMさん、こんばんは。
こちら台風7号の通過につき雨風が今も続いています(*_*)
一日外に出れず腐っていた自分を反省です。
ヤマレコでSMさんと知り合えたきっかけの日記が
確か山に咲く花、美しいから掘り返して持ち帰る人がいて
でも、決まった場所にあれば、それを楽しみに次の年、また次の年も会いに行ける…
美しいものは、自然にあってこそ美しい
今回もまた心に響きます。
アライテントのエアライズに朱鷺色のテントがありましたが
とても貴重な鳥の色とあったように思います。
こんばんは、asariさん。
そうですね、そちらは台風の影響が顕著に出る地域、
充分お気を付けてお過ごしくださいませ。
そうでした、そんな日記を当時書いた記憶があります。
美しいお花を見つけると、一人で来ている場合は
しばらく座り込んで眺めるんです。
人が見るとなんかヤバい人かな?と思われそうです(´_`;)
でもそうすることで、家に帰っても思い出せるように ー
アライテントの限定色、そうだったんですね。
知りませんでした。
サイト見たら以下、記載がありました。
*******************************
大空をはばたく朱鷺の風切羽の淡いピンク色を
「鴇(朱鷺)色」と呼びます。
今でこそ大変貴重な鳥となってしまいましたが
朱鷺は「Nipponia nippon」の学名を持つ
古くから日本では多くの人たちに親しまれてきた鳥です。
この桜の花の色をも連想させる淡いピンクの
「鴇色」のフライシートのエアライズを
アライテントの創業50年を記念して作成いたしました。
50周年記念モデルはエアライズ1、150張り、
エアライズ2、250張りの限定生産品です。
********************************
もう次のテントはアライ製で決まりです(・ω・ )
SM100Cさん
先ほどは。
私の駄日記にステキなコメントを有り難うございました!
大変申し訳ありません。
私の不注意により、日記自身を削除するという失態をおかしてしまいました。
せっかく貴重なお時間をさいていただき。嬉しいお言葉いただいたのに申し訳ありません。
今後は注意して取り扱いますので。
また遊びにきていただけると有り難いです。
いえいえそんなこと、お気になさらず(^ω^)
言われなくてもいつも通りお邪魔させていただきますので、
こちらこそ宜しくお願い致します!
新潟県人にとって、朱鷺の名前だけで100点満点ですネ。
高山植物のポケットブックで、名前を知って、
月山で実物に出会って、虜になりました。
その朱鷺が農家に嫌われている・・・。
そんな、ニュースを今朝のテレビで知りました。
田植を済ませたばかりの田圃で、
苗を朱鷺に踏まれて枯れてしまう。
そんな被害が出ているそうです。
人間の生活と、自然の共存が、如何に難しいか・・・。
どこで、折り合いをつけるか・・・難しいですネ。
人それぞれ、立場も違うし、生活に直結するとなると、
安易な論評もできません。
粟島に鹿が泳いで入り込んでいて、
全頭捕獲に動いているとか・・・。
鹿にも鹿の都合があるなんて考え始めると、
エンドレス・スパイラルになってしまいます。
毎日、命を頂いている、生ける物として、
何ができるのでしょう?。・・・ワカリマセン。
でも、その意識は、常に持ち続けたいと思っています。
日本産トキを捕獲する前後、すごいニュースになっていたことを
今でも覚えています。
散々殺しておいて、今になって保護か、と当時も思いました。
殺すことも保護することも、人の都合でしかないということを
考えると、人が地球上で一番偉いのか…
経済活動を妨げれば排除され、少なくなれば保護され。
一体どっちが優先なんでしょうね。
「人間は考える葦である」
人がその他の生物のことを考えなければ、絶滅し放題でしょうね。
今の在り様を見守るくらいしか、個人に出来ることはないと思いますが、
「乱獲」をするのは人間だけですので、それだけはせめて、
個人で制御していくべきでしょう。
山菜をかご一杯に採って帰るとかね。
SM さん
こんにちは。(^-^)/
あ、私のテントの色だ〜。
そうなんです!
ただのピンクではなく
素敵なニュアンスに惹かれて選びました。
平標山でテントを張りまったりしていたら
「あんな色を買うなんてどうかしている」
そんな女性のコメントが聞こえてきましたが
誰に何と言われようと大好きな色。
トキソウは谷川縦走していた数年前
初めて実物に出くわし
いたく感激したのを覚えています。
朱鷺に限ったことではありませんが
日本鹿が増えすぎ食害に見かねた結果
『オオカミ放ちシカを駆除すべき
日本オオカミ協会』の記事を読み
何だかなぁ。。。と思う昨今です。(-.-)
こんにちはsionさん(´_`)
『アライテントの限定色』で一瞬にして
sionさんのエアライズが思い浮かぶほど、
イメージが定着しています!
ピンクが限定色なのは知っていたんですが、
鴇(朱鷺)色のイメージで作られたのは知りませんでした。
たまにテント場で見かけますが、ヘンに思うどころか
とてもきれいな色ですよね。
人とかぶることも滅多にないだろうし、
すぐ自分のテントを見分けられるし。
男であの色を使うのはちょっと勇気が必要かも知れませんけど、
女子なら全然おかしくないです。
増えたら減らす、減ったら増やす…
ビールのお酌じゃあるまいし、
そう絶妙なオオカミ加減なんて出来るわけがないですよねぇ(´_`;)
そのうちオオカミが人を襲い出し、駆除を始めますね。
『あるがままに』
それを崩してはいけないんですが、
時既に遅し、というところでしょうか。
こんばんは
当市の俳人斎藤美規さん(故人)の句で
「朱鷺・・静かに滅ぼせよ」という意味のものがありました。
出展が探せなくて、全文わかんないんですが。
中国の朱鷺移住計画真っ最中の時で
あるがままに・・・という意味であると当時衝撃を受けました。
「伝えること」を知らない人が、意味なく蹂躙することは絶対に避けたい。
しかし「大神」の例のように、滅ぼしてしまった事実を棚上げして
「今更」ということがないように。
私たち亡き後も、この花々が続きますように。
『日本の朱鷺をしづかに滅びさせよ』
ネットではここまでしか追えませんでした。
時間かければズバリが出るのかも知れませんが。
何となく、言わんとする意味はわかりました。
滅びゆくものとして考えれば、一種の『淘汰』
なのかも知れませんが、それにしても、です。
自然界から、人は蹂躙する生物という見方を
されるならば、滅んでいく生物もまた、
それが必然なんでしょうか。
しかし、滅ぶ理由が人の欲望というのは、
何とも情けないではありませんか。
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