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作業場所は斜度40度程度の急斜面上に転がってる資材の回収のため危険も伴い、林業社ではないもんで、普通の社員では絶対に無理な作業。
元々山をやる私ともう一人で行う事になった。
社内では、ロープ高所作業の特別教育を受け、ビルメンテナンスで宙吊り作業を行うワーク技術を習得していたが、急斜面とはまた性格の異なる現場だ。
そんな事もあり、この数年アルパインのお勉強をしていたので、自分のビレイデバイスも総動員しての作業となった。
さてどうやって斜面の資材を回収しようか?
作業は立木に支点をとり、まず懸垂下降用に50mのセミスタティックロープ1本をロープダウン。
登山ではダイナミックロープが当たり前ですが、ワークではスタティックロープに衝撃吸収機能がついた下降機(CAMPジャイアント、フォールアレスターゴブリン)を使い作業を行います。
ワークではダイナミックロープのように伸縮があると仕事がやりにくいためダイナミックロープは使わず、万一の墜落には、デバイスでカバーしてる感じですね。
ワークと登山両方のデバイスを使うと実に面白いです。
資材回収用にもう1本50mロープをループにしてロープダウン。このロープにATCガイドを接続して荷揚げする作戦です。
アルパイン熟練者ならここまで見て何かお気づきになりますよね。きっと。(笑)
30mは下の斜面からそこそこ重い荷物の荷揚げ、ATC側でロープを引き揚げるが、とにかく重い、重い、。😃💦
仕事は一通り終えましたが、足りなかったのは、『倍力システム』の構築だったと調べてわかりました。
倍力システムの構築により、荷物の重さが3分の1とか、やりようによってはそれ以上、軽くできるなんて素敵!😃💦
今度は倍力システムやってみよう。
まだまだ修行は続きます。
写真左 斜面でのATCガイド荷揚げシステム
写真中 メトリウスのダイナミックロープスリング(ランヤードとして購入)
写真右 石井スポーツのカラビナ(店に行く1つ買い足ししてしまう(笑))
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