花粉襲来に怯んで梅見のみ

　週末、出向先仙台から横浜への帰途、自宅が近づくと妙に鼻がむずかゆくなってきた。来たか花粉！自宅に戻ると、細君や子供もしきりに鼻を噛んでいた。花粉症一家の我家にとって、春の花の季節は鼻の季節でもあり、憂鬱なシーズンの始まりである。そのうえ、細君は先々週のスノーシューハイクで顔の肌荒れがひどいとのことで、引きこもり気味の週末となった。
　それにしても快晴の日曜朝。短期暴露なら大丈夫かと、春の便りを聞きに曽我の梅林を訪れた。朝8時ごろ着いたので車もまばら、朝飯前の静かなうちにのんびり散策。梅の花 は早咲きのもので6〜8分程度だが。遅いものはまだつぼみも固め。花粉マスクを透しても、時折梅の香が鼻を衝く。
　梅の花の間を緑色の小鳥の群れが飛び回っていたので、やはり梅の小枝にゃ鶯か････と思ったら全てメジロのようだった。それにしても、気が付くと梅の花よりむしろ富士や神山、明神、金時等箱根の山、そして鳥の後ばかり追いかけている自分に気が付く 。9時半近くになるとどんどん人がやって来たのと、腹も空いてきたので引き上げることにして車に戻ると、駐車スペースはすでにずいぶん埋まっていた。
　なかなかの規模の梅畑であるが、途中から音楽（梅干しの歌？）が繰り返し、しかも大音量で流れ始めたのがちょっと減点。満開の見ごろは来週末位か。車の場合、駐車場500円、道脇の駐車スペースは協力金（気持ちだけ）。自分達は路側で100円×2人の協力金とした。訪れるなら、山同様早い時間帯がお勧め。
写真１　梅林の向こうに富士（結構電線、電信柱、看板が邪魔な所が多い）
写真２　梅の小枝にゃ鶯ならぬメジロ
写真３　メジロのほか、ツグミやジョウビタキ（雌）もうろちょろ