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山を歩くことが趣味となり、それまでの趣味への情熱は次第に薄らいだ。
今月の車検を機に、長く乗った車を手放した。
今も何かヘンな感じが己の内に漂っている気がする。
長く乗り過ぎたから?色々といじくり過ぎたから?
年に数回、わざわざ金を払ってまで走らせたりしたあの頃。
更なる一瞬の快感を求め、吹きっさらしの庭先で
クラッチ・ミッション・デフ交換とか…
シフトアップ時はダブルクラッチ必須。
クラッチ重過ぎで渋滞にハマると足が攣る恐れが…。
街乗りギリギリのローギアードで常用回転4〜5,000rpmのワケ分からなさ。
人を乗せれば
「妊婦を乗せたら流産する」だとか、
「何これ?シートベルトが出せないんだけど…」とか、
「壊れてるんじゃないんだよね?」とか、散々な言われ様。
それでもあのオンボロは自分には乗っててしっくり来るところがあった。
最後の整備工場まで半年ぶりに運転した時も、むしろfitより違和感なく乗れたな。
少し寂しいような、ふっきれたような、そんな15年間が終わった。