ファーストエイドキット、平たくいえば救急箱のことなのだが、ハイキング等で山域に出かける方のどのくらい割合できちっと所持しているのだろうか?
水や食料は目に見えて必要なものなので持っていかない人はいないと思うが、救急セットとなると普段の生活では家や職場など、いろいろな所にあるのでわざわざ持ち歩くことは少ないと思う。 しかし山ではどうでしょう?
センターハウスなどの施設がある近くならまだしも、トイレなどでも計画に入れないといけないくらい、登山道には何もありません。 そんなところで転倒や滑落などでゲガを負ってしまったらどうなることでしょう?
中には切り傷程度を想定してバンドエイドのみという方も多いのでしょうが、転倒時足を捻ったりして歩けなくなる場合もあるのです。
そもそも重症時はそこで遭難となり、救助要請をだすことになりますが、軽度の捻挫ならテーピングなどを施せば何とか下山することも可能かもしれません。
これと同時にもう一つ重要なのが登山届の提出です。
グループ等で行動してるときなら、チーフリーダーが届けを出している可能性や、行動できるものがいるので何とかなりますが、ソロの場合出していないと誰も気づいてくれません。
今回始めて行動中に処置をして無事下山しましたが、このとき持っていなかったら明るい内に下山するのは絶望的だったと思います。
安全登山についての救急セット、使わず済むことが一番望ましいですが、登山届と合わせて、今ひとつ重要性を認識していただければ幸いです。
写真1 中身を出したところ。
写真2 収納状態
写真3 まとめた重量(485g)
常備品の内容は
バンドエイド ガーゼ 消毒薬 包帯 ハサミ 常備薬 痛み止め
マスク、衛生手袋 三角巾 綿棒(軸に消毒薬が入っているもの)
サージカルテープ テーピングテープ(伸縮、非伸縮) 笛 安全ピン
ピンセット ボイズンリムーバー プロテクトS1(皮膚保護クリーム)
harmo1990さん、こんにちは。
私もエマージェンシーキットを持って行きますが、ここまできちんとしたものではありません。
絆創膏、三角巾、テーピング、サージカルテープ、ポイズンリムーバー、虫さされ薬、下痢止め薬(ストッパ)などは入れていますが、私はソロでの山行が大半なので、この程度のセットで十分なのかと考えることもあります。
荷物の量や重さとの兼ね合いになるので、ドーンと増やすのも中々難しいですが・・・
ardisiaさん こんにちは。 コメントありがとうございます。
私の場合市販キッドに必要なものを足してこのような量になりました、これでも合わせて500g程ですよ。
実際にはここまで必要ないかもしれませんね、保険のようなものです。
(実際使ったのはこの中でもテーピングと傷薬くらいのものです)
三角巾などは防災訓練などで使い方を勉強したのでいちばん幅広い使い方があります。
あと、大人数の場合は洗浄用の水やウェットティッシュなども持っていくことがあります。
日帰り登山がメインなのでそんなに荷物も多くないですしね。
トレイルランなどの軽装時は腰ベルトに赤い方だけ装着しています。
皮膚保護クリームのプロテクトS1ですが、山で使う場合はJ1のほうが持続時間が長いのでおすすめです。(私はランニングで使うことが多いのでS1ですが、山では効果が切れる頃に塗り直すようにしています)
プロテクトJ1ですがTJAR(トランスジャパンアルプスレース)でもその効果が立証されています。
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