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の後編です。
写真左 佐賀といえばカササギ
写真中 ヘラサギ(左)クロツラヘラサギ夏羽(右)
写真右 ツルシギ夏羽(トリミング)
朝5時に日田市の竜体山公園を出発し、筑後川を下ります。ほとんど土手沿いだったので通勤渋滞に巻き込まれず、午前8時、狙い通りに大授搦(佐賀市干潟よか公園)に到着。
大授搦の探鳥は潮の影響が大きく、観察にはコツがあります。
・大潮(潮位5m以上)の満潮前後2時間がベストといわれてます。
潮が引き始めたら一気に遠くなるので、前2時間が重要です。
・多くの種類の(中には希少種も)鳥が居るので識別の予習はしっかりと。
例年カラフトアオアシシギやシベリアオオハシシギなどが混じってます。
・長靴があった方がいい。
水際まで行かないのでしたら必要ないですが。
・公共交通機関はない(と思う)。
・シチメンソウでも有名なので、鳥以外の観光客や漁業関係者にも注意。
幸いこの日は午前10時半が大潮の満潮でした。(だからこそ登山をあっさりあきらめてこちらに振り替えたのですが)
シギチベストシーズンにはまだ早いものの、ほかの地域では考えられないほど多くの鳥が出迎えてくれました。
ざっとあげるだけでハマシギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、オバシギ、コオバシギ、オオソリハシシギ、ツルシギ、アオアシシギ、オオハシシギ、ミヤコドリ。
シギチ以外にはクロツラヘラサギ、ヘラサギ、ダイサギ、セグロカモメ、ズグロカモメ、コアジサシ、ツクシガモ。
特にクロツラヘラサギの夏羽は主目的だったので大満足です。
数千羽以上の鳥たちが満ちてくる潮に合わせて近づいてくるのがここでの探鳥の醍醐味。
我々観察者との距離がかなり近くなっても逃げる様子はありません。それだけ旅の為のエネルギー補給が重要なのでしょう。
満潮になれば潮が柵を超えてくるほどになるので、ハマシギなどの足の短い鳥は一斉に飛び立ちます。空を埋め尽くすほどのシギチが大空を舞い、一斉に方向転換したりする様は圧巻です。鳥見に興味ない人にもお勧めです。
年に一度来るのも大変ですが、何度でも来たい最高の探鳥地のひとつです。
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