タイトルで何のことか分かった方は広島通😁
うちの現場の元請け様や協力会社様にも研修明けた新入社員が溢れてきて初々しい春の雰囲気。
まあ、弊社は中途のロートルしか来ない中小ですけどね😎
ウチのような吹けば飛ぶよな地場はともかく、日本有数の規模をもつ○○化学さんとか○○工業さんは全国から人が来ますが、彼らに言葉の壁が立ち塞がります😡
この時期、タイトルのようなやりとりが繰り広げられてしまうことが😅
これを聞くと、春だなあ☺️
タイトルのやり取りはこんな感じ
先輩:新人くん、この機械ちょっとさげといて
新人:はい(グイッと下げる)
先輩:おおっと! おい、なにさげとるんじゃ! さげぇ言うたじゃろうが!
標準語に直すと
先輩:新人くん、この機械ちょっと持ち上げて支えておいて
新人:はい(下げるのかな?)
先輩:おおっと! おい、どうして下げるんだ! 持ち上げておけと言ったじゃないか!
となります。
手に持つという意味の「提げる」は標準語にもありますが、ほぼ死語。
広島弁の「さげる」はより広く、(大きかったり重かったりするものを)持ち上げたり、持って支えるという意味で使われます。
例
この荷物一緒にさげて台車に乗せて
高さ調整するけえ机の角さげといて
他にも
先輩:タンクがみてとるかどうか確認しておいて
新人:(タンク充填ヨシ!)はい、確認しました
---満水警報---
先輩:みてとるんじゃないんか!
広島弁の「みてる」はものが減っていって無くなっていること。容器に入った液体や調味料などでよく使いますが、「命がみてる」(死んでしまう)なんて使い方も。
これが県外の方にには「満ちる」と誤解するそうです。
例
醤油がみてとるけえ三河屋さん呼びんさいや
タバコがみてたけえ買ってくるわ
とりあえず、全面的に先輩が悪い事例です😎
方言好きのgeo_でございます。
現場で本州、四国をあちこち行き土地の方と触れ合うのは趣あることかと。
私事で恐縮ですが、似たような経験を。
かつて大阪府民となって間なし社会人1年目のころ。
上司とのやり取りです。
上司:geo_ハサミかってきてくれ!
私:隣の文具屋でいいですか?
上司:ちゃうやろ!かってこい言うてんねや!
私:ですから、買ってこれば宜しいのですよね?
上司:総務へ行って借りて来いって言うてるやろが!アホかわれぇ!われの言うとんのは「こぅてくる」っちゅうねや!
上司は南河内郡の人間で
日本語の「買ってくる」は南河内語では「こうてくる」
日本語の「借りてくる」は南河内語では「かってくる」
と、学びました。
方言好きな私ですが、さすがにこれはね💦
社長の妹婿であった彼は、その後1年も経たない内に「クビ」になったのは、本件とは無関係です(業務上横領)。
コメントありがとうございます。
方言は旅や出張の醍醐味ですよね😁
直接のやり取りはほとんど標準語ですけど、節々に現れるイントネーションの違いとか、標識、看板の類に触れるとほっこりします。
関西圏外の住人からは京都を除く関西ってみな同じような方言に見えますが、かなり細かいみたいですね😅
「かってくる」はなかなかひどい罠😡 地域外の者は必ずハマりそうですね。
せめて「総務からかってきて」なら聞き返しも一度少なくなったはず。
一族経営の杜撰さはホント阿呆らしくなります。
うちの会社も顔も見たことない親族役員がなにをやっていることやら😰
なかなか面白いですねぇ🤣
カゴンマ出身として、興味深く拝見しました。
広島に来て43年目になりますが、「さげる」は知ってましたが、「みてる」は知りませんでした😅
相棒に話したら、「発音がなっとらん」と言われ、訛りは抜けきれずこのまま人生終わりそうです😛
私が最初に広島へ来て驚いたのは、寮の同僚から「わしゃのう」と話された事、なんと偉そうな奴だと思いましたが、今は懐かしい寮生活を思い出すキーワードになってます😃
因みに「私はね」を鹿児島弁で「おいはね」で、貴方の事は「わいはね」で、なんのこっちと思いますが。
大学の友人が鹿児島へ遊びに来た時に通訳したのも楽しい思い出、50%わかればいいかな。
今回の新人、先輩にめげずに夢と希望を持って頑張って欲しいですね😃
最後まで読んでくださり、あいがとさげもした。(お年寄りだけが使いますが、薩摩隼人としてこの言葉で締めさせて頂きました)
コメントありがとうございます。
下げると「さげる」、文章にすると平板ですが、アクセントが違うというトリックが。
まあ、県外者には区別つかんと思いますが😁
みてる、は使用者減ってる感じです。
醤油かビールのジョッキくらいしか聞かなくなったような気がします。
訛りは体に染み付いてるからか、抜けないですよね。
色々使いこなす役者さんはほんとすごいです。
薩摩と土佐の一人称は日本で一二を争う有名どころかと😁
野鳥の会の支部ブロック交流会で鹿児島の会員の方とお話ししたことあるので通訳いるというのが誇張でないのがよく分かります。鳥の名前くらいしか共通語が無い😅
ありがとうとか丁寧語とかの雰囲気はなに言ってるか分からなくても雰囲気は伝わります😊
戦後までシベリアに抑留されていた義父が過酷な日常を面白おかしく話してくれました。
軍隊上官が「銃(つつ)さげー」と号令かけても
広島の人はみんな構える、という本当の話。
漢字で書くと「下げる」ではなくて「提げる」なんですけどね。
例えば「手提げバッグ」😄
広島弁は「いぬる」「いね」とか古語が残っていて実は奥深いですね。
コメントありがとうございます。
シベリア抑留😭 戦後最大級の悲劇ですね。
よく無事で戻られました。
昭和初期には提げるが死語になってしまってるんですね😳
銃を構えられた上官はかなり焦ったことかと😁
「さげ言うただろが😡」みたいなやり取りがそんな昔から繰り返されてきていたとは驚きです。
手提げバックとか提灯といった言葉にのみ残ってるさげるとか、いぬるとか確かに広島弁はちょっと古き雅を残した言葉ですね😊
日本最大の移民県として全国だけでなく海外にも散らばっていったのに広島弁が日本語を席巻できなかったのは残念です😅
かなり難しい😢。
言葉などが京都を中心に広がって行くと聞きました。
鹿児島や青森方面にはもっと古いものが伝わっているんでしょうね。
有益な日記を拝見できて良かったです。
コメントありがとうございます。
他の地方の言葉はそもそも文法から少しずつ違うので理解が大変ですよね😅
広島弁は関西圏とは異なり東京側のイントネーションだそうです。お隣備後と岡山は関西圏だそうですが。
京都を中心に言葉が広がるというのは、以前探偵ナイトスクープでも取り上げていたような? やっぱり上岡局長時代のもんですね😁
いつか広島に来られる際は上げ下げで困らぬよう参考になれば幸いです😊
方言ネタ,いつもいろんなリアクションがあっておもしろいですね😙。岡山では,倉敷の人(岡山西部)が「早よ〜しね〜」と言うのでドキッとしたと言う話をよく聞きます。
「しね〜」→「しなさい」なのですが,倉敷以外の出身の方からは「死ね〜」と取られちゃう💦同じ岡山県内でも食い違いが生じるわけ😅
岡山は広島と近いせいか,「さげる」「みてる」も同じようなやりとりを耳にしたことがあります。
個人的には出先でイントネーションや言葉の違う会話を聞くと「旅した感」あって喜んでいます😙
コメントありがとうございます。
やっぱりみんな方言好きなんだなあ😁
日本語であって日本語でないとこと独特のほっこり感、そして懐かしさ。若い方が多いYAMAPだとあまり食いつかないかも😎
早よーしねーは実際に話されてるのは聞いたことないですが、言われたら絶対ドキッとします‼️
横溝正史か松本清張あたりに叙述トリックで使って欲しかった😁
岡山県内でも通じないのは初耳です。
さげる、みてるは岡山にもあるんですね。備後を境に系統が変わりますが文化は繋がってますね😊
今度お会いしたら、リアル「はよーしねー」をご披露します😆
遅れて登ってる時に上から言われたら転げ落ちるかも😅
さげ、イントネーションでなるほどとわかります。
手提げのさげ⤴ですね。下⤵る とちょっとイントネーションが違いますね⤵
みてる は日常で使ってますよ〜( ´艸`)広島の方でも使うんですね。
コメントありがとうございます。
文字にすると平板ですが、実はイントネーションが違うという叙述トリック😎
でも県外の方はそんなことわかるはずもないですからね。
「この人発音おかしい🙄」と感じるのが関の山。
みてる、は山陽地方に広く拡がってる感じでしょうか。広島、岡山共にため池地域なのもあるのかな?
語感が好きなのですいばりと並んで好きな方言です😊
広島弁、あるあるですね〜。
「なおしといて。」も混乱する方言やと思います。
広島とか九州とかだと、「仕舞う、収める」の意味でつかいますよね。
最近はそうでもないかな。
コメントありがとうございます。
広島弁は古い動詞や名詞が生き残ってるのでなかなか面白いですよね。
なおす、は子供の頃には聞かなかった方言ですが、市内に住むようになると時折耳にして、冒頭のようなやりとりが😅
「え、どこか壊れてますか?」
「誰が直せ言うたんじゃ😡」
みたいな。
こちらは九州方面にも拡がってるのですね。
おはようございます。
僻地でもないのに、広島弁は古い言葉由来のものが多いですよね。
「たいぎぃ」は「大義であった」が語源と聞いたことがあります。
「なおす」は、母が九州出身で家庭内で普通に使っていましたが、関東では使っていなくてびっくり。「離合」と分布域が近いかも。
因みに今の勤務地は東京ですが、本店が広島なので、社内の公用方言?広島弁です😁
山陽道など中央とつながってる地域ですが意外と古風ですよね。より山深い中国山地沿いの影響が大きいのでしょうか?
たいぎい、「大義であった」の言い方がたいぎい感じだったのかな😅
なおす、結構広範囲なんですね。確かに離合も西日本全域。言葉によって範囲がなぜ違うのか考えるのも面白そうです。
東京で社内公用語が広島弁😁
来客の方にアレな事務所と勘違いされたりとか😎
おはようございます
大阪でも「さげる」「なおしといて。」は
通常使いの言葉です
広島とイントネーションが違うのかな?
どうなんでしょう
コメントありがとうございます。
さげる、なおすは大阪でも使われてるのですね。かなり広範囲。やっぱり京都発山陽道下り線で広まっていったのでしょうか?
そのなかで独自の進化を遂げた言葉もあったりして奥が深いです😊
広島のさげるは「さげる↑」です。下げるは「さげる↓」。多分大阪と同じと思います。
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