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さて某無料天気予報サイトについて。「A予報が外れた」とよく聞きますが…。
「秋田駒ヶ岳」で検索してそのサイトを見てみましょう。
他企業の広告はありません。自社アプリの宣伝、あるいはアクセス数UPが目的でしょうか。
ページ下部に説明があります。
『 [登山指数について]
登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いてレベル値で表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
[気象情報ご利用上の注意]
高度別の値は気象庁が作成した天気予報の基となる数値計算結果です。緯度39.7585、経度140.8028の情報を掲載しています。
天気予報ではありませんので、地形や日射などの影響により山岳では値が大きく異なる場合がありますので十分ご注意ください。』
緯度39.7585、経度140.8028の場所は仙北市役所田沢湖庁舎。男女岳山頂から直線距離で約9km離れています。東京だったら青梅の気象データをコンピュータで自動計算し、奥多摩の予報として発表しているようなものでしょうか…?
まして秋駒には仙北平野(横手盆地)を抜けてきた風と、森吉山や太平山などを越えてきた風が一気にぶつかります。いくら「山の天気は変わりやすい」といっても、地形の影響を考慮していない予報が当たるはずがありません。
説明の中にも「天気予報ではありません」と明記されています。
よって、このサイトは山の天気予報としては無料の価値しかないと私はみました。
北東北の山々は森林限界が低く、1000m級であっても降雪や凍結が始まっています。
遠征される際は信頼できる気象情報を参考にし、雪や寒さへの備えを万全にしてお出かけください。
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