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特に、穂高岳周辺にての複数の遭難が多くびっくりしています、私も18才から35才位までは毎年5月の連休は涸沢定着の前、奥、北穂、滝谷に登り冬以外は数十回登って、子供も小学校に居る時代から連れて登りましたが、普通に登っていれば小屋も多く、人も多くバリエーション以外では危険な山では有りません、只 数年前の5月、連休に久しぶりに涸沢に天幕を張り穂高が初めてと言う女性を連れて奥穂高と北穂高岳に登りましたが、昔から北穂沢（写真2の右側の沢）の登り下りでザイルを使っって登っているのを見たことが無く、先行パーティ（5-6人）がザイルを付けて電車ごっこのように登っていて奇異を覚えしげしげと眺めました。
普通コンティニュアンスクライミングの場合は、人と人の間は2m位各自がザイルを3-50cm位のループ状にザイルの輪を作り２つ３つ左手に持ち、滑落者が出た場合ザイルのループを雪面に投げ、ループの真ん中にピッケルを刺し、登山靴でピッケルを押さえ衝撃に備え、確保姿勢を瞬時に取る訓練をして、初めてザイルを使う急角度の雪面を歩きますが、前記のパティーは各自ザイルのループを持っていないのです。
これでは、アンザイレンの必要が無く、一人が滑落したら全員引っ張られて危険ですので、一緒に巻き込まれるので私は怖くなり、よけいな事は言わずに距離を置きました。相棒の女性（写真３奥穂高岳山頂）は雪の斜面は初めてで、怖がっていましたが、私の前を歩かせ滑落したら、滑り始める前に押さえる自信があり、半年前に富士山5合目で滑落停止を教えていますので、スピードが付く前に対処出来はずです。
北穂高岳の頂上に着き、頂上の直ぐ横にある北穂小屋の中で50代位の男性が「何方か私を涸沢まで降ろしてください」と言っている登山者がいますので、周りの人に聞いたら、「あの人写真を撮りに、涸沢ヒュッテから頂上に来てしまい、ちょっと前に北穂沢で100m位滑落して助けられたのだが、降りられなくなってしまったの」まあーザイルでも持参していれば猿回しでおろせますが、今回は頂上までなので、軽装のためと同行者の面倒を見るため、知らんぷり、下山に掛かると例年は頂上と松浪（字が出ない）岩の間からボブスレーのコースの用に尻制動のコースが無く登ってきた松波岩よりから下山を開始したら、下にいた電車ごっこでアンザイレンしたパーティーから「雪を落とさないでください、危ないでしょう」とお叱りの言葉、私が一言「長年北穂沢登り下りしていますが、ザイルを使って降りるのを始めてみました。」雪が腐ってアイゼンに挟まり落としながら下っていたので、雪を落とさないで歩く事は至難の業です。
相棒に断り（下まで危険な事は無い、滑っても停まるから）、北穂沢中心まで雪面をトラバースして、グリセードを開始しましたが、雪が悪く進まないので、尻制動に切り替え股の間にピッケルを刺し、楽しい尻制動で北穂沢の大滝（写真2の右側上部黒くなっている場所）の落ち口へ向かい、確か大滝は埋まっていたはずですが、気持ちよく大滝を越え一気に涸沢へ下りました。昔から登り2時間下り10分健在でした。
ザイルを使う事は悪いとは言いませんが、訓練をしていないアンザイレンは他の人を巻き込みます。登っても降りれなくなる人はもっと修練をしてください、昔 谷川岳一の倉沢に入り南陵を登りに行ったときにクライマーに見えないパーティイ３人が着いてきましたが、途中で帰るだろうと思い中央綾テールリッジから衝立岩アンザイレンテラスを過ぎ、烏帽子奥壁基部を回り南陵テラスでアンザイレン始めたら「すいません、何処から降りるのですか？」えー 目が点になり「解って付いて来たのではないの？」 出合いから道が付いていたので、入ったところ、あなた方が来たのでどこかに出るのだろうと思い付いて来ましたが、「怖くて降りられません、助けてください」中央綾テールリッジには1箇所、逆層でオーバハングの難所があり、登りは強引に登れますが、下りはザイルを使い懸垂下降しないと難しい所が有るため、「私たちは今からこの岩場を登って同じ場所を懸垂下降で降りて来ますから、此処で2-3時間待っていてください」と南陵を登り6ルンゼ右俣を懸垂下降して、合流後は3人の救助活動で終わった経験があります。
私も複数回遭難していますが、自己解決して現在に至っています。安易に山を登らず、経験を積んで山を登ってください、山は逃げません
（写真１は涸沢から見たザイテングラード鞍部に奥穂高山荘）
vfr4649さん、初めましてテレビなどで遭難のニュースが大きく報道されていますね、それも疲労とかは論外ですね
古いかもしれませんが昔の私達の山岳会では毎年に春と冬にボッカ（新人で50�繊砲忙呂泙蟯篥个蠏盈�や滑落停止訓練やラッセルなどありました、
厳しい代わりにトレーニングで技術や体力など皆んな徹底的に体で覚えさせられました、それも皆山を楽しく登るためです、
＞各自が3-50cm位のループを２つ３つにして左手に持ち、滑落者が出た場合ザイルのループを斜面投げ、真ん中にピッケルを刺し衝撃に備え、確保姿勢を瞬時に取る訓練をして、 これは基本中の基本ですよ、ザイルも只つないで登っていたら誰かが滑落したら停止など出来ず全員滑落する危険にあいます、
それに自分の技術で何処なら登れるかを知る必要もありますね、皆んなが行くから私にも行けると思うのが一番怖いですね、
naiden46さん こんにちは
おっしゃるとうりです。私も山岳会で嫌と言う程。熱血指導を受けたおかげで46年間登り続づけられました。皆さん基本を知らずに格好のみで山を登っています。
そのうちに書こうと思っていますが、正月に登った西穂高岳と五竜岳山頂直下で同じ誤りを見てしまいました。某有名山岳会と大学山岳部のリーダーとおぼしき人が、新人を怒鳴りながらザイルを使って肩がらみにて確保しているのですが、肩口から新人に向かっているのです。
私たちは、肩がらみ確保する場合、脇の下から非確保者に向かうように指導され実際にトラックのタイヤでどうなるかを訓練されました。肩口からの滑落は前に引かれセルフビレイで確保点にぶら下がり、危険であると体で教わりました。
山岳会でさえ、この有様で誰かが声を挙げて「だめだよ、違うよ」と言わなければ遭難は多くなるでしょうね
こんばんわ、vfr4649さん、初めまして。
貴重なご意見と思いました。
このまま日記だけで過去に流れてしまうのはもったいないので、独断でコミュニティ「山でのルール・マナー 」のトピック「事故や遭難から逆にルールやマナーを考える」にリンク張らせて頂きました。
事後承諾で申し訳ありませんが、よろしくご了承、お願い致します。
vfr4649さん同様、少しでも山の事故を減らしたいと思っています。
もし、不都合あればご連絡ください。至急対応致します。
突然のお願いコメントで失礼致しました。
tabio さん おはようございます。
リンク結構ですよ、何かの一助になれば使ってください。
正確には山を登り初めて来年で49年になります。15才の時に尾瀬がダムになると新聞に載り（だから尾瀬に東電小屋があるのです。当時のダム工事の下調べの拠点のため小屋が有るのです。）、ダム湖になる前に尾瀬ヶ原の水芭蕉を見たく、高校１年の時から山に狂いまして、良き指導者に恵まれ、神田の「さかいや」と赤羽にあった「たにがわ」でアルバイトしながら岩登りに明け暮れました。
属していた山岳会は神奈川県に現存している、昭和30年代の「谷川岳一の倉沢衝立岩銃撃事件」の山岳会です。最初に丹沢で指導してくれた先輩は上記事件の時、重機関銃を背負って中央綾を登ったと言う、東京の大学生で、出身は群馬県渋川市の方で谷川岳はホームグランドだそうでした。同山岳会でも雪氷技術修練は、私が富士山や涸沢で指導してきました。
どうしたら遭難は少なくなるのでしょうかね？ 装備や食料、ウエアも情報も今の方が豊かなのに、昔では考えられない遭難が多過ぎます。
山に狂った老山屋の一人言ですが,,,,,,,,,,,,,,
連休も終わり皆様の邪魔にならないように、これから近くの山に登ってきます。仏果山や相州アルプス迄、車で10分位なので
初めましてkarankuranと申します
今回のGWでの各地に遭難騒ぎに胸を痛めている一人です
vfr4649 さんが言われること十分わかります
北穂を登るのにロープなんていりません
ロープが必要なレベルの登山者が登る事がおかしいのです
山が好きな気持ちはよくわかりますし、行くなら綺麗なところ有名な山というのも分かります
しかし、行きたい山と行ける山は違うのです
行ける山にするために、経験をつみ教えをこい昔の山屋は登ってきました
いまはそういう時代ではないのかもしれませんが・・
現在、こころある山屋たちはなんとかそういうことを伝えていこうとしています
私の周りの仲間もそうです
あとコンテの仕方も分からず、ロープの使い方も分かっていないものが真似でやったところで使い道はありません
確保技術は実際に「止める」ことができるかどうかなので、経験がなければ無理ですね
そういうことも訓練しないと理解できません
（タイヤ落とし・・いまも練習でしていますよ）
ほんとなんとかならないものでしょうかね
karankuran さん 今晩は
まったくそのとうりですが、どうしたら伝えられのでしょうか？
先ほど足慣らしの仏果山から帰ってきました。だんだん長くなるので新しく日記を書きます。少しでも山のすばらしさと怖さを伝えることが出来ればと思います。
vfr4649さん、はじめまして。
北穂沢で雪が落ちてきた位で文句をつけてきたパーティのように、自分らの技術レベルも判らず、低レベルの判断基準で他者にクレームをつける。この手の人は昔から居ましたが、最近、それが増えているような気がします。
もっとも、技術も道具も進歩/変化するから、昔は当然だったのが今は違っているとか、自分が間違って覚えている、という事もあるので気を付ける必要もありますけど・・・（私だけか ^_^;;)
しかし、今考えると中央綾テールリッジは怖い所ですよね。
烏帽子の奥壁の行き帰りに、ノーザイルで登り降りしていましたが、本当はザイルを出したかったけど、先輩がさっさと行ってしまうので、渋々ついていった事を思い出します。
だから、後年、私が新人を連れて行ったときは、ちゃんとザイルを出しました。
guchi999 さん こんにちは
ははは！ やっぱり、そうなんです、あそこは登りでは頭の上の岩をアンダーホルドで抱きしめ、上にある曲がった木を掴めば終わりですが、帰りが問題で木を掴みながら、下にある岩を抱きしめなければならず、周りを見て誰もいなければザイルを出してゴンボで、下の段斜面に降りてザイルを素早くしまいました。
私の岳友で、ヒマラヤやヨーロッパアルプスの三大北壁の一つを登った、鼻っ柱の強い女性があそこで滑落して、烏帽子スラブまで滑り落ち、骨折してみんなに大笑いされて、少し静かになった人が居ます。内緒ですが時効なので喋ります。通算で何十回降りたでしょうかね、南陵は冬季を含み38回までは数えましたが、良い思い出ですね！
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