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今年から雪山登山を始めて、すぐに
「これは駐車場の確保が難しいもの」
「駐車場の確保と登山をセットで考えた方がよい」
…という考えに至った。
● 駐車場別の雪山登山の種類
いろいろ情報収集し自分でも登山を繰り返すことで、駐車場によって雪山登山の種類が自ずと決まって来るように思えた。標高の低い順から見ていく。
�� 自然公園からの登山（1000m以下）
地域の自然公園やキャンプ場などに駐車し、里山の頂上を目指すもの。
私んとこの例：十分一山スノーパーク、尾幡山自然公園、半田山自然公園など。
駐車場が確保できるかどうかは、実は最も怪しい。
生活に関係がないのでおそらくどの場所も除雪されない。つまり自然に雪が融けるのを待つのみである。雪が十分に融けていれば最奥まで進めて駐車できるし、融けていなければ手前で駐車場を探すことになる。
�� 峠からの稜線歩き（1000m前後）
峠を貫くトンネル脇の広場に駐車し、尾根を登って分水嶺を辿るもの。
例：二井宿峠からの仙王岳、栗子峠からの分水嶺、笹谷峠からの山形神室・雁戸山、大峠からの栂峰、月山第一トンネルからの離森山など。
雪国を取り囲む山の峠部分には、多くの場合トンネルが掘られていて、その脇に大きな駐車スペースが設けられている。除雪車が転回したり、大型トラックがチェーンを巻く作業をしたりするスペースである。
このスペースを利用させてもらって登山を開始する。峠の性質上、尾根を登ると分水嶺の稜線に辿りつく。その稜線上を歩く登山である。
雪庇の攻略などが絡んでくる。アップダウンのある稜線を歩きながら、夏場は見ることができない方向・角度・高度からのいろんな眺めを楽しむことができる。
�� スキー場からの登山（1500m前後）
高山の山腹にあるスキー場からスタートし、森林限界より上を目指すもの。青と白だけの世界を体験できるのはこれのみ。
例：蔵王ライザスキー場からの熊野岳、白布天元台からの西吾妻山、白石スキー場からの不忘山、ほか安達太良山、磐梯山など（飯豊や朝日には存在しない）。
標高が低い例もある。天童高原スキー場、黒伏高原スノーパーク、赤倉温泉スキー場など。
スキー場のリフトを使えば簡単に森林限界より上に行ける。その代わり天候急変のとき過酷な状況になりやすいし、下山がリフトの時間に左右されもする。
駐車場の除雪は一番確実だと思う。標高が高いせいで雪が固いため、多くの山でアイゼンやピッケルといった本格的な装備が必要になる。
図：� 銑�のイメージ
このほかに集落の除雪終了地点や山麓の産業施設の駐車場を利用させてもらう登山もある。これはどこでもありなので番号はつけない。
例：小国町の猿鼻山、米沢砕石からの栗子隧道・栗子山など。
これは基本的に無断でクルマを停めてはいけないと思われる。「今日、登山をするんですけど、ここに停めてもいいですか」となるべく許可を取った方がいいと思う。
● まとめ
雪国では基本的に「生活と産業に関する場所」しか除雪されない。�△鉢�は当に生活と産業に関わる場所なので優先的に除雪されると思う。
登山だから山の近くに車を停めるわけだが、山こそが最も多く雪が積もる場所である。そしてそこの駐車場が登山者のためだけに除雪されることはない。生活か産業に関わっていなければならない。
夏場の百名山なんかは「登山者の皆さん、ようこそ！」という具合に専用の駐車場が設けられているけど、雪山の場合は全く違う話しになってくる。
その辺に注意して、今後も雪山登山を楽しんでいきたい。基本的に「停めさせてもらってる」という気持ちを忘れないようにしたい。
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