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この駒の小屋泊会津駒ヶ岳は、私の登山歴で最も南西の山域だった。気づいたことが多すぎるのでこの機会にまとめる。
● ドライブが3時間を超えると心臓が痛くなる
具体的には橋の段差を超えるときなどの振動が直接響くような負担を感じる。それが苦しい。ドライブが終わって、駐車場で「こんな胸が苦しい状態で登山をするのは怖い」としばらく考え込むことになる。
しかし登山を始めると、いつも通りにできる。何回も同じ症状が現れるので自分の体質なのかもしれない。
他の特徴は、、、
・長距離ドライブのときは1時間おきに休憩をとるようにしている。それでも3時間を超えると起きる。
・帰りに同じ距離をドライブするときは起きない。代わりに登山後の疲労・眠気が問題になる。
心臓の痛みの原因を考えてみた。
第一にエコノミー症候群の前触れ。ずっと同じ姿勢でいると足に血栓ができて、それが心臓に上がっていく。血流が悪くなって、振動の痛みに繋がるというもの。
でも通常は肺の血管を詰まらせる。肺血栓症が主な症状になる。痛いのは明らかに左胸付近なので、エコノミー症候群ではないかもしれない。
次に狭心症の一種。
狭心症は心臓に酸素が足りなくなることで胸の痛みなどの症状が起こる病気。労作時や興奮時に胸が締め付けられるような圧迫感が生じ、安静にしていると数分から30分程度で治まるというもの。
症状は似ているけど、その症状が起きる状況がまるで違う。でも長距離運転の影響で、心臓に酸素が送られにくくなることは在りうるかも…。
道の駅での休憩のとき車からトイレまで歩くけど、それでは運動として足りないのかもしれない。屈伸運動を加えるなど、もっと動いて血流を促すようにした方がいいのかも。
● 浅間山が見えた
至仏山と景鶴山の間に薄く山が見えていて、登山中はずっと谷川岳だと思っていた。でも本当は浅間山だった。(画像1)
この谷川岳の誤認のおかげで巻機山の位置もズレて考えていて、平ヶ岳の左奥・右奥の山々の位置関係が不明なのだった。
● 会津駒ヶ岳の樹氷について
2025年2月末の会津駒ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7853193.html
なんていうか、雪の量は充分なのに樹に雪が着かない。小屋の埋まり方から言って、積雪量は蔵王や吾妻より多い。でもオオシラビソの膨らみ方が全く違う。樹氷が少ししか形成されない。不思議…。
樹氷は西側に平地があるかどうかがキモなのかもしれない。樹氷で有名な八甲田山、森吉山、蔵王・吾妻連峰は西側に広大な盆地・平野がある。森吉山も独立峰のロケーションにある。
雪が低いところから吹き上げるのでないと、オオシラビソの葉に雪が付着しないのかもしれない。
● 檜枝岐村の暮らし
村で唯一のガソリンスタンドの価格が安かった。具体的には、私んとこの置賜の会員価格よりさらに5円安かった。村から補助が出ているためらしい。
さらに、全家庭に温泉が引かれてあるという話しも聞く。
なぜこのように恵まれているか調べてみると、奥只見ダムと尾瀬の存在が大きいようだ。水力発電用の奥只見ダムはいわば首都圏の電源の一つであり、首都圏の皆さんは、いわば檜枝岐村の土地を借りて電力を得ている形になる。そのために補助金があるっぽい。
尾瀬の観光事業については、このサイトで述べるようなことはない。山登りのためにたくさんの人が訪れていて、それだけで街が潤っている。土曜も日曜も、ザックを背負った登山客を頻繁に見かけた。
日本一の山奥の村で、豪雪地帯で田んぼもないところだけど、私が想像するより、暮らしぶりはいいのかもしれない。
その証拠に、食堂や売店での「いらっしゃいませ」の声が大きかった。建物も比較的新しくて、古びた感じはしない。なんていうか街に活気があるのだった。
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