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次に埼玉県と奥秩父山塊の境目事情が知りたくなった(図2)。
・埼玉県内にも、荒川と利根川という大河川の境界線が走っている。
・両神山〜二子山は両河川の境界かつ群馬・埼玉の県境でもあるが、神流湖の辺りで県境が山脈から河川そのものへと変わる。
・あとはずっと利根川自体が埼玉県と他県との境目になる(多少のズレあり)。
・でも奥秩父山塊の埼玉県部分は基本的に荒川水系の上流部分である。
・雲取山と両神山は荒川水系を形成する南と北の境目と言える。
最後にこれら境目事情の複雑さの理由を考えてみた(図3)。。。
・奥秩父〜奥多摩〜丹沢山地には、6つの大河川の水域が分布している。
・左下から反時計回りに富士川、相模川、多摩川、荒川、利根川、千曲川である。
・「三国ナントカ」と名づけ得るような3河川の境界点が4つある(赤丸で囲んだところ)。
上から順に三国山(1834m)、甲武信ヶ岳(2475m)、小さな分水嶺(?m)、天狗棚山(1957m)という名前がある。
・ここに県境のズレが絡んできて、どの山が何の河川の境界上にあり何県に属しているかがよく分からなくなる。複雑だということ。
例えば天狗棚山は、富士川・相模川・多摩川の境目だけど、県としては山梨県一つにしか属していない。
一方で三国山と甲武信ヶ岳は3つの河川の境目でもあり、同時に3つの県の境目でもある。
…などなど。今回の気づきを元に、明日からヤマレコの記録を見ると自分が変わっていくかもしれない。
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