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そのときに「丹沢は尾根を歩いてもつまらない。丹沢は沢登りのほうがおもしろい」と聞かされた。そこで11月に比較的簡単で表丹沢で人気の勘七沢を単独で詰めることにした。
小田急線の渋沢からほぼ満員のバスで大倉に向かうが、勘七沢に入ったのは私一人だけであった。沢登りはそれまで3回程度しか経験がなく、単独であることから心配であったが、滝を通過できなければ戻れば良いと自分を奮い立たせて進む。最初のF1(5m)の滝は、滝に慣れておらず怖さが先にたち、おっかなびっくりでやっと超える。1ツ超えると恐怖心もなくなりF2〜F4と順調に通過する。10mの勘七大滝F5の直登もガイドブックほど難しく感じることなく通過。むしろその先のゴルジェのほうが通過するのに苦労した。さらに進み、三俣で真中を行くべきところを勘違いして、左側のガレ場に入り込んでしまい、そのまま踏み跡の無い急な斜面を必死に薮こぎして登る。やっとのことで鍋割尾根の整備された登山道に出てホットした。ここから塔の岳・新大日・三ノ塔・ヤビツ峠の丹沢銀座を歩く。今までの一人しかいなかった勘七沢から急に物凄い人波の中に入り込み戸惑ってしまう。町を歩く革靴・背広姿、女性はスカート姿まで見受けられた。本当に銀座を歩いているような気がする。ヤビツ峠は街なかの公園の感じすらした。三ノ塔手前で登山靴の底が剥がれてしまい、針金で応急修理するがすぐに針金が切れ、頻繁に修理しながら歩く。周りの人々に対して惨めな気分にさせられてしまった。
このこともあり、丹沢山塊は私の性分に合わないと決め付けて以降、登るのを拒否していた。しかし、4年前にアキレス腱を痛めたあとのリハビリ登山で、もし万が一、歩けなくなったときのことを考えて山小屋の整備されている丹沢を選び、40年ぶりに登ってみた。平日のこともあり、昔の記憶の人に溢れた丹沢でなく、静かな山行を楽しむことができた。戸沢山荘から塔の岳・丹沢山・蛭ケ岳を往復したがガスがかかり、展望も得られず、ただ多くの鹿と顔を会わせただけであった。
丹沢山塊で有名なシロヤシオツツジの時期に登っていないし、深山の雰囲気を残していると言われている西丹沢を歩きもしないで結論づけるのは間違いかもしれない。しかし丹沢好きな人には申し訳ないが、やはり私には丹沢を何回も登りたいとは感じられなかった。
写真は塔ノ岳山頂
fujinohideさん、そんな事を言わないで下さいよ、今は登山など出来ないですが、昔から丹沢は大好きでしたよ、
山岳会の山行がない時は土曜日はいつの間にか夜は小田急に乗っていましたよ、
表は人が多いですが西丹沢は当時は静かで沢も綺麗でしたよ、
fujinohideさんが丹沢を経験した当時とは違うでしょうが、丹沢の本当の良さは西丹沢の沢にあると思いますよ、
私にとっては近くて良き山なりでしたよ、
皆さん、西丹沢を勧めてくれますので、蛭がいない時期に歩いてみようと考えています。
naiden46さんのように熱烈な丹沢ファンの方が多くいることを承知していますが、表丹沢は人が多すぎて、気の弱い照れ屋の私には不向きです。
fujinohideさん、こんばんは。
登山経験2年ほどの私が言うのもおこがましいですが、
西丹沢は表に比べたら格段に静かですよ。
展望がなくても沢の水が綺麗で癒されます
西丹沢には蛭はほとんどいませんが、
夏はやはり暑いので、秋〜冬〜春がおすすめです。
暑苦しい夏に沢で涼を感じるのも一興です。
melonpanさん、ご無沙汰しています。
丹沢スペシャリストのmelonpanさんのお勧めですから西丹沢は素晴らしいでしょうネ。
余計に歩いてみたくなりました。今年の秋にでも行くつもりです。
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