冬季日高山脈縦走および襟裳から宗谷を繋いだ記録。著者はについてはあまり詳しくないが結構強い岳人であることは間違いないので、山4年生が何言ってんだよって感じでしょうが読んだ感想。
たぶん果てしなき山稜か何かでこの本の存在を知ってメルカリで購入した。正直果てしなき山稜の方が断然面白かった。
この本の面白かった点は1975-92年の記録なので初めの方は自分の知らない北海道の町や駅の姿が描写されていること。
ほとんどの行程を1人で歩いているのに単独行独特の心境の描写が少ないと感じた。下界や社会に溶け込めない、だがそれを楽しんでいるところ、下山した途端、人の温かみに負けてしまうところ(その結果として下山することも)があまりなかったように思う。志水哲也氏の方は若さみたいなものがあって共感するところが多かったのかもしれない。
あと1シーズンではないこと(逆に執念が感じられるが)が気に食わないのかな?別に自分もやろうとも思わないくせに。山のやり方は人それぞれで、それを否定するのは浅い」的な考えが書いてあったけど、著者自身あんまそれを実践してないように思いました。そう思う自分も(いや自分が?)浅いですね。
以上、酔っぱらって書いているとしか思えない。
そんな僕も今年の春でだいぶ日高が繋がり、次の冬(春)は残りを歩くつもりです。情熱があれば業績登山ではない。ただ、ひがみかもしれないが、あからさまな支援はどうなのかと思うことがある。僕は自分の為だけに山に入りたいです。下山の判断に(逆にブッ込める判断に)自分の実力と欲求以外を持ち込みたくない。それは純粋なオナニーではない。
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