他人の評価が気になる。
人間だもの。
「ゆうていけるくち」として、とがった人と一般人との間をするりとぬるりと生きてきた。
子供の頃、誕生日プレゼントを頼むときにゲーム機は頼まなかった。たぶん買ってくれるだろうけど、あんまり親心としては嬉しくないだろうなと子供ながらにわかっていたから。今も同じだ。職場の同期とそれっぽい週末を過ごし、車に人を乗せたら無難な曲かラジオをかける。全く行きたくない飲み会にもたまには出る。嫌われたくないから。目が気になるから。
でも本当は天気がいい日は山に行きたいし、車の中ではブルーハーツを爆音でかけたいし、油まみれの中華料理屋や汚い居酒屋にも行きたい。
僕がカッコいいと思うのは、くそダサい山岳部の連中だったり、自分しか知らないヒップホップを爆音でかけるクライミングジムの常連おじさんだったり甲本ヒロトだったりする。これまで、この人たちはひねくれているだけかと思っていた。だけどそうじゃなかった。自分のセンスを疑わない、自分の好きに正直な人間なのだ。だからカッコいいのだ。
好きになる子は周りが可愛いと言う子か?俺は誰がなんと言おうとパキっとした性格で短髪で2文字の具体的情景が連想できる名前の子が好きだ。
自慰行為をする時に、他人の評価を気にしたことがあるか?レビューのいいものを選び、人に笑われない方法でやっておこうと考えたことがあるか?俺は誰がなんと言おうと、おっといけない。
とにかく、人生もこのくらい正直いきたい。
卒部卒業就職以降どんどん丸くなっていく。と思っていたけど、それは勘違い。つまらん、わかりやすい、今風で言うところの量産型の大人になってるだけ。
自分に正直でありたい。
でもまだやっぱり人の目が気になっちゃう。
きっとこれからも、上手く立ち振る舞ってるフリで生きづらい人生なんだろう。
少なくとも山だけは自分の純度100の好きを全部ぶつけられる。だから山が好きだ。
最近またあーだこーだ考えるモードに入った25歳、思考の秋。
やっぱしあいつらみたいに上手い文章は書けねえなあ。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する