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スポーツとして割り切ってやっているし、単純に自分の身体機能を鍛えそれを最大限発揮して課題をクリアする、ということに気持ちよさや健やかな達成感を得る。それは間違いない。ただ一方で、それが「有名課題」なんかだと、完登後になんか気持ち悪さがもぞもぞしているっていうのも事実。「有名課題」であるばっかりに。では誰からも見向きもされない岩がいいかというと、やっぱり見向きもされないだけの理由があるわけで。
現代のボルダリングのメインストリームは、ボルダリングの起源・最初の動機とは遠く離れたところにあると思う。登山や創造的な活動というところとも、場所や道具や動きに重なる所があるもののやっぱり遠い。そもそもの入口が違うコンペティターと言われる人々やジムやゲレンデでクライミングを始めた人々を見るにそう思う。いいとか悪いとかではなく。ただ、そういうゲレンデでクライミングすることがルーチーンになっている人や、たかが一本の既存のラインを生涯目標にしている人を見ると、なんだか勝手にガッカリする(そんなことを思う自分にもガッカリする。)
今自分がボルダリングに熱心に打ち込んでいる理由は
・わかりやすい目標があって鍛えるのはラクで楽しい、ほかのアウトドアのためにもなる
・登れたらやっぱり気持ち良い
・いろんな背景の人間との関わりが生まれる
・多少(かなり?)の自己顕示欲が満たされる(逆に嫌にもなる)
てなところだろうか。ま、もう数年は続けてみようと思っている。今月は青木に会いに「有名課題」をやりに高知まで行く。
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