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季節は春・・
大阪は、快晴ともいえる朝日に包まれた朝だったが、阪神高速道路「湊町」から伊丹空港前を過ぎて池田から中国道へ。
さらに赤松を過ぎて舞鶴若狭道で「春日」から氷上へ着くと曇天の小雨だった。
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山々に囲まれたこの地には、桜が多い。
川筋や山すそには、誰かが植えたのであろう桜並木が、そこかしこに散在する。
大阪では、そろそろ桜も終わりの様相をみせているのだが、日本海よりのこの地域は、いまがまさに満開であった。
惜しむらくは天候・・
日本海側独特のどんよりとした厚い垂れ下がった雲から、小雨が堕ちてときにはそれが凍ったアラレとなる・・と思うと、日差しがあったりでまさしくそれは「キツネの嫁入り」・・
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人には誰人も避け得ないことがある。
生と死・・
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし・・
ご存知、平家物語の冒頭である。
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古文に詳しい方も多かろう・・
諸行無常・・諸々の行いは常ならず
東洋哲学は、その常ならずというものを、「因」と捉え、さらにそれを、「縁」と昇華する。
異論承知で論を広げてみると・・
この世に生を受けてより、そこにある環境と自らの命・・
なぜ、そこに差別(区別)があるのか・・
それを東洋哲学は、宿命といい、宿縁と説く。
さらにその因(原因)は、自らの過去世に行ったことであると・・
ゆえに、命を傷つけるもの、苦しめるものは、来世でその責めを受けねばならなくなり、命を守ったもの、育んだものは来世でその誉れを受ける・・と・・
ゆえに、いかなる不幸も自らの命の転換により打破できる・・と説いていく。
ここが、神のみぞ知る運命という西洋哲学との最大の違い・・
優劣を論じているのではない。
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広大な敷地にある墓石の数々・・
その一つ一つに家という運命共同体があり、そこに生きた命がある・・
さらに、わたしを含めたすべての生命は、まさしく死というものに向かって間違いなく、確実に歩みをすすめている。
>おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし・・
ふふふ・・おごっていなくとも・・春の夜の夢のごとし・・なのにね
こんな想いを巡らしながら山間(やまあい)の桜舞う墓地にて参拝を終えた・・
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墓参を終えて向かった先は・小さな牧場の経営するお肉屋さん(笑
この地では、ここは有名で、いいお肉と料理を提供してくれる。
さ、それがいいのか悪いのかはともかく、嫁は墓参のたびに丹波のグルメスポットの情報を持参する。
「無鹿」・・イタリアン風味で鹿肉を食べさせてくれるお店や、超人気和風料理の店。
勿論、メジャーな「三田屋」は、この地に本店を置く。
元来は、猪鍋で名を馳せた丹波篠山だが、古民家を改造した洒落たお店が、ここかしこにオープンして里山を遠景とした落ち着いた雰囲気をかもし出して人を呼び込んでいる。
そんな中で選んだお店・・もう四度目になるのか・・
ポニーや牛が囲まれた柵から顔を見せる。
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帰阪は嫁が運転
助手席で目を閉じながら思うこと・・
世のしがらみ多けれど、所詮、夢のまた夢・・
自らの意思の赴(おもむ)くままに・・悔いのない生き方を・・
ふふふ・・やっぱ・・ここは・・好きな・・お山に・・行こう!(それかい!

嫁に悪態つかれようが、山コジキと蔑(さげす)まれようが

山よりも厳しく問われる自己責任の人生

そこには言い訳もレスキューも存在しない

いいよね・・その判定の潔癖さが

そんなことを頭の片隅で想いながら・・zzz、zzz
目覚めれば・・わたしが生きる・・大阪の街でした・・
でわでわ

哲学的墓参人生考察・・ふふふ
一枚目 墓苑内の桜・・満開
二枚目 有名店・・いつも満席ですね
三枚目 肉屋のポニー(笑 (本来は精進料理ですが(^^;)
uedayasuji さま
こんばんは。
なんか立ち寄り頻繁ですんません
丹波黒と牛、ワインで帰路はzzzでしょうか
うらやましいです
芋嫁はもう30年もペーパー
で、山、憑りつかれると「信念」(故ひがしうらならお様:吉田智彦様著)が芽生えるのかもですねぇ〜
すごいですねぇ。
10,000日連続飲酒はもう達成しているのに話題にならんです
わたくし、六根清浄一根不浄
されど心は晴天
おはようございます。
ふふふ・・いつでもお立ち寄りください。
熱烈歓迎!ですよ
嫁は運転が達者ですが、油断してると150Kmほどでぶっ飛ばして・・山より危険です
ですから空いている高速でしか危なくて横に乗れません(^^;
山・・信念?ですか・・そんないいものではないと思います
誰もいないところで、黙々と歩く自分が好きです(?ナルシスト
山レコ以前は、人に山行を喋ることなくニヤニヤしていただけですが・・
記録の為にレコアップしているうちに、失敗とか困ったことを正直に記録するのが後世のためになると考えて極力、登山道や標識の写真をアップしてます。
一根不浄ですか(笑
如蓮華在水・・(にょれんげざいすい)
清らかなる蓮(はちす)は、不浄なる泥の中より出(いで)し・・
カオス(混沌)の一根・・元気でなにより(大笑
でわでわ
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