それでも時間に余裕のある時は、設営後に稜線のお花畑を散策したり、谷の瀬音を聴きながら焚火をしたりしました。
時が経ち子供たちを連れて車でファミリーキャンプに出かけるようになり、登山からは離れてキャンプ生活を楽しむようになりましたが、便利すぎるキャンプ場にはどこか違和感が残りました。
「野外生活は本来不便なもので、それを我慢したり工夫して克服することに意義がある」という理屈(偏屈?)からでした。
そのため林道を走って谷間の奥にキャンプを張り、電気も水道も無い環境で数日過ごし、子供たちには川遊びの楽しさだけでなく、夜の暗闇や月の明かるさ、キャンドルや焚火のありがたさを体感してもらいました。
でも数年後には理屈はどこへやら、観光旅行を目的として宿泊代を節約するためのキャンプなども大いに実行してきました。
1991年夏に丹沢玄倉川上流でキャンプをし 蛭が岳を周回した時に、急登にめげて「山のバカァー!」と泣き出した小学生の娘も今では孫を連れて山に登っています。
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