蝙蝠岳の想いで(1969年)

高校生の時に悪沢岳より眺めた塩見岳と蝙蝠岳に魅了され、３年後（1969）に友人と南ア北部を縦走した時、農鳥は割愛しても蝙蝠は外せませんでした。(写真中央)
当日は縦走中の休養日と位置づけ、熊ノ平（井川越）から塩見を目指してのんびり進み、塩見手前の雪投沢源頭幕営地に天泊し（今は禁止？）、サブザックで蝙蝠を往復しました。
低い這松と砂礫の広く緩やかな稜線に人影は無く、私達だけのプロムナードを楽しみました。
雲海から雲の湧き上がる稜線をゆく夏山の醍醐味は、もう味わうことは叶いませんが、記憶の中で遊ぶことはまだ可能です。